Intelは本日、Skylake世代(第6世代)のデスクトップ、モバイル向けCoreシリーズプロセッサを発表しました。
発表されたCPU一覧
発表されたCPUの一覧は以下の通りです。
デスクトップ向け(無印,K,Tシリーズ)
モバイル向け(H,Uシリーズ)
モバイル向け(Yシリーズ)
注目するところとしては、モバイル向けの15W、UシリーズのGPUに新たにIris Graphicsが搭載されているモデルが用意されている点があります。
今までIris Graphicsは28W以上の消費電力が高いモデルにしか搭載されていませんでしたが、今回は一部の15Wモデルにも搭載されており、大幅なGPU性能向上が期待できるでしょう。
また、全体的にGPUのナンバーが3桁に変わっており、前世代の4桁よりわかりやすいものになっています。
GPUの名称の一覧は以下のページをどうぞ
GPU性能最大40%向上、バッテリー駆動時間向上
発表された内容によりますと、Skylakeは最大40%の3Dグラフィックスパフォーマンス向上と、バッテリー駆動時間の向上を実現しているとのこと(いずれもCore m7-6Y75の場合)
具体的なバッテリーの向上した時間などについては触れられていないようですが、以前の情報だと前世代Core MとSkylakeのCore Mを比較した場合、バッテリー駆動時間は最大30%延びていることが明らかにされています。
Core Mの性能向上に注力
今回の発表内容を確認するにどうやらIntelはCore Mの性能向上に力を入れているようです。先ほどのGPUやバッテリーの性能向上に関しても対象となっていたのはCore MのCPUでした。
SkylakeではCore Mのパッケージサイズが大幅に小型化されており、よりコンパクトなPCにも搭載しやすくなっています。Core Mのサイズを比較した画像が以下の通りです。
左からSkylake(第6世代)、Broadwell(第5世代)、Haswell(第4世代) 画像参考:PCWatch
また、Core Mシリーズには新たにm7,m5,m3というブランド名がついており、性能ごとに分類されるようになりました。
これらのことからもSkylakeではCore Mの性能向上に力を入れて作られていることがわかります。
とするとCore Mを搭載している新型MacBookはSkylakeで大幅な性能向上が期待できるでしょう。
ほとんどのモデルは本日から解禁
Skylakeのほとんどのモデルは今日から出荷されるようですが、Iris、Iris ProやvPro、Xeonを搭載する製品に関しては第4四半期(10月〜12月)から2016年に登場する予定のようです。
この予定を見るに、毎年MacBookの発表が行われている10月には全てのMacBookにSkylake搭載が可能なようなので、Skylakeにアップデートされた次期MacBookの発表が期待できますね。
参考:PCWatch
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