初代Apple Watch 42mmモデルを2年半ほど使ってきた筆者ですが、大幅にアップデートされたApple Watch 4で新たに42mm→44mmモデルと38mm→40mmモデルにサイズ変更が行われ、実際のサイズ感がどのようなものか気になったので、実際に試着して旧モデルと並べて比較してみました。
新44mmモデルと旧42mmモデル比較
まずはApple Watch 4の44mmモデル(左)と初代Apple Watchの42mmモデル(右)の比較です。
44mmモデルは新たに追加されたインフォグラフ文字盤、42mmモデルはユーティリティ文字盤を表示しています。
見て分かるように同時に表示できる情報(コンプリケーション)が42mmモデルでは3〜4つ程度なのに対し、Series 4では最大8つとより多くの情報が表示できるようになりました。
Apple Watchでは普段アプリが一覧表示されるホーム画面を使うことはほとんどなく(少なくとも自分は)、文字盤から直接コンプリケーションを通してアクセスするようにしているのですが、表示数は最大でもモジュラー文字盤を使用して6つだったので最大8つ表示できるようになった点は素晴らしい改善だと思います。
画面の大きさがわかりやすいタイムラプス文字盤による比較では明らかに44mmモデルの方が42mmより画面が大きくなっていることがわかります。
これはわずかな差のように思えますが、実際に見てみると44mmモデルの画面はかなり大きく感じ、見やすさは大幅に向上していると思います。
ただ、その一方でデカさ加減が増して、42mmモデルよりガジェット感が強くなり、時計らしさというのが薄れた印象です。
オシャレを意識して着けるというよりガジェットを身につけるつもりと割り切って、44mmモデルを選んだほうがいいかもしれません。
ちなみにApple Watchの写真を撮影しているときに接客にきた店員さんも44mmモデルはスポーツ用などに使用することを目的として使うならオススメと言っていました。
新40mmモデルと旧42mmモデルの比較
次に初代Apple Watch 42mmモデル(左)とApple Watch 4 40mmモデル(右)の比較です。
こちらも44mmモデル同様最大8つ表示可能なインフォグラフ文字盤に対応しており、ほぼ同様のサイズながらより多くの情報が表示可能となっています。
新40mmモデルは旧42mmモデルと比較してコンパクトなサイズ感ですが、画面サイズは実は40mmモデルの方がわずかに大きくなっており、旧42mmモデルユーザーでも違和感なく40mmモデルを使えることかと思います。
40mmモデルは小型なので、大きめの44mmモデルよりも時計らしいのかなという印象です。
総評
実際にApple Watch Series 4の44mmモデルと40mmモデルを試着してみて思ったのは44mmモデルはガジェットらしさ、40mmモデルは時計らしさを感じるサイズ感だということです。
どちらとも同じデザインですが、サイズの違いで印象は大きく変わります。
自分はどちらかというと実用性を考え、初代Apple Watchは42mmモデルを選んだのですが、それでもSeries 4の44mmモデルは想像以上に大きく感じ、普段時計としても使うつもりなら40mmモデルの方が良いように感じました。実際、40mmモデルは旧42mmモデルユーザーでも違和感なく使える画面サイズであったので、時計として違和感がないデザインを意識するなら40mmモデルで十分でしょう。
とはいえこのあたりは好みの差ですので、44mmモデルのような大きめの時計が好みという方は全然こちらでも良いと思います。
ちなみに操作性に関してはSeries 4は初代とは比べ物にならないくらいサクサクと動いてかなり快適でした。
まあ初代が性能面が未完成すぎたということもありますが、これならどのアプリを開くときも最初の起動の待ち時間に悩まされることも少なくなることでしょう。
アップデートされたデジタルクラウンとサイドボタンは触覚的フィードバックによりボタンを押している感覚を再現しているとのことでしたが、実際に押してみた感じだと普通にボタンを押しているかのような感覚で全く違和感のない押し心地でした。
画面サイズも広くなっているので、Apple Watchとしての完成度はSeries 4で高まったことは間違いないです。
以上サイズ感の比較でした。
Apple Watchのサイズ選びの参考にどうぞ。
※追記
Series 7以降の41mm/45mmモデルを追加した比較はこちらからどうぞ↓
コメント
ガジェット感と時計感、他で読むことの出来なかった貴重な文章。素晴らしいです。シリーズ3の42mm愛用中の私も次期シリーズ5?狙う際の大変参考になりそうです。