自分はブログの編集は基本MacBook 12で行っているのですが、ネット閲覧や動画鑑賞などをするだけなら圧倒的にiPadのほうが手軽です。
そのため家ではブログ編集以外でMacBookを使うことはほとんどなく、基本的に手持ちのiPad mini 4を使用することが多いです。
そんなときに思うのがiPadでMacBook(PC)のようにブログ編集ができたらもっと快適になるだろうなということです。
一応以前にiPadでブログ編集できるか試したことがありますが、できないことはありませんが、とてもじゃありませんがMacBook(PC)のような使い勝手には及びませんでした。
そこで今回は実際にiPadでブログ編集してみて思ったこれさえあればPC不要になるという4つの機能についてまとめてみました。
1、ファイルマネージャー
PCにあってiPadにない大きな違いとして、「ファイルマネージャー」の存在があります。ファイルマネージャーとはWindowsでいう「エクスプローラー」であり、Macでいう「Finder」のようなデータ管理ソフトのことです。
PCだとウェブなどからデータをダウンロードするときにデータの保存先というのを指定できますが、iOSだと画像の場合は「カメラロール」のみ、その他のデータはダウンロードできたりできなかったりで、保存先も特定のファイルマネージャーがなく、基本的にアプリごとに保存、または実行するというまとめてデータ管理をしたい人には面倒な仕組みとなっています。
もちろんこのような不満に応えてかiOS向けのファイルマネージャーアプリというのは存在します。有名なものだと「GoodReader」というアプリがありますが、このアプリはPDF編集やZIP解凍、FTPアップロードなどに対応した万能アプリではありますが、あくまでサードパーティ製のアプリであるため、このアプリにデータ保存、または保存したデータを開くといった場合は保存先のURLを貼ったり、一度iCloudにデータ移動する必要あるなど一手間かかります。
これが一つの「ファイルマネージャー」であらゆるデータの保存、各アプリからのデータアクセスに対応すればiPadでのデータ管理が圧倒的に楽になることでしょう。
ちなみにそうなりつつあるのが、Appleの「iCloud Drive」です。
「iCloud Drive」ではmacOS SierraでMacのデスクトップ、書類ファイルとの同期が可能になり、これまでよりiOSとMacとのデータ共有が簡単になりましたが、いまだに無料で使える容量は5GBのままです。容量を追加するには毎月課金する必要があり、しかもネットにつながっている必要もあるため、メインのファイルマネージャーとして使うにはなかなかクセがあります。
たしかにiCloud Driveは便利でしょうけど、個人的にはローカルでも利用できるファイルマネージャーがほしいところです。
2、Dock
iPadにあったらいいと思う機能に「Dock」があります。
ここで言う「Dock」とはiPadのホーム画面下にある「Dock」のことでなく、Macのように常にアクセスできる「Dock」のことです。Windowsでいう画面下の「タスクバー」のことですね。ようはどのアプリを起動していても特定のアプリにすぐアクセスできる機能がほしいというわけです。
iOSだとホームボタンを2回押すと「マルチタスク」で最近起動したアプリにアクセスできますが、これは起動中のアプリのみが表示され、同時に多くのアプリを起動していると切り替えるのにも手間がかかります。ホーム画面から戻って選択するにしてもホームボタンを押して、ホーム画面からアプリを選択するまでの過程も編集作業を行っていると何度も繰り返しこの作業を行うので、かなり面倒に感じます。新たに追加された上からスライドすると出てくる「Siriの検索候補」でアプリにアクセスできる機能もありますが、思い通りのアプリが表示されないこともあり、特定のアプリにすぐアクセスできるDockの代わりにはなりきれません。
MacやWindowsのようなPC向けOSならどんなアプリを開いているときでも下のDock、タスクバーからすぐに別のアプリへアクセスできるので、切り替えが非常に楽です。
このようにMacのDockのような機能がiPadにもあれば、アプリの切り替えにかかる手間が激減するのではと思いますね。
3、USB-C
これはインターフェイスの問題ですが、「USB-C」はぜひとも搭載してほしいですね。
iPadはLightningというApple独自の端子を採用しているので、映像出力するにしろ、データアクセスするにしろ、かならず専用のアダプタが必要となります。これにUSB-Cが登場したことにより、ただでさえ多いLightningアダプタにUSB-Cアダプタも必要となり、複雑化すること間違い無しです。
これがUSB-Cに統一されれば、アダプタの数が一気にスッキリするでしょうし、データ転送、映像出力、充電、給電までこなせる万能端子なので、上の「ファイルマネージャー」アプリへUSB-C経由でデータアクセスすることもできれば、確実にPC並の使い勝手に近づくことでしょう。
4、快適なWordpress環境
これはあくまでブロガーとしての願望ですが、上記の点に加え、快適なWordpress環境がiPadで整ってくれればもうPCは必要ないです。
というのも現状のWordpressはiPadでもブラウザからアクセスできますし、専用アプリもいろいろ出ていますが、iPadにおけるブラウザ上のWordpressの使い勝手はあまり快適とは言えないもので、さらには上に挙げたファイル管理の面倒さ、アプリ切り替えの手間、Split Viewへの未対応(アプリによる)などの要因によりiPadのみでブログ編集を行うのには不向きなのです。
iPadに求める機能というよりはWordpress、またはその関連アプリに求める機能といった感じになりますが、このあたりは上記のiPadの機能が搭載された上で、改善されたWordpress、関連アプリの登場を待つしかないでしょうね。
一応自分はiPadのブログ編集用アプリとしてシンプルに使える「PressSync」というのを愛用しています(現状だとあくまで補助的に使用しているだけですが)
iPadにこれさえあればPCが不要になると思う機能は以上です。
本当は「マルチウィンドウ」機能もこのリストに入れる予定でしたが、現在Macでブログ編集をするときは主にiPadと同様の2画面表示の「Split View」機能を用いて編集していますし、他アプリへすぐにアクセスできる「Dock」機能やどのアプリからもアクセスできる「ファイルマネージャー」があれば十分かと思ったので、リストには加えませんでした。
個人的にAppleはだんだんとMacからiOSデバイスへユーザーを誘導している気がします。
そのあたりに関しては以下の記事でまとめていますが、おそらくこのビジョンはかのカリスマ元CEOスティーブ・ジョブズ氏が見ていたのものなのかもしれません。
上で述べたような機能も必ずしも同一のものとは言えませんが、似たような機能が付く可能性は十分ありえます。というかファイルマネージャーは「iCloud Drive」、Dockは「Siriの検索候補」という形で成り立ちつつあります(実用性はまだ微妙なところですが)
2017年3月には10.9インチのベゼルレスiPadが登場するとの噂もあり、iPadの今後の展開にも期待できます。
おそらく近い将来本当にiPadがPCの代わりになる時代が来るのではないかと自分は考えています。
※12/15追記
Smart KeyboardにトラックパッドがついたらさらにPCの使い勝手に近づきそうだったので、詳しくまとめてみました。
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