iPhone 12シリーズでは新たに背面に磁石でくっついて充電することな「MagSafe」充電機能が搭載されました。
従来のワイヤレス充電とは異なり、磁石で適切な位置にピッタリくっつくことで効率良く充電できるほか、より手軽かつ確実に充電できるとして非常に画期的で便利な機能となっています。
そんなMagSafe充電ですが、もし使いたいならカバーは必須かもしれません。
今回はその詳細について語っていこうと思います。
MagSafeの仕組み
MagSafeはiPhone 12シリーズから搭載された機能で、背面部分にワイヤレス充電用コイル、磁石などの多数の部品が搭載されています。
この磁石とワイヤレス充電を組み合わせて、背面からカチッとくっついて充電できるようにしたのが、MagSafe充電です。
関連アクセサリも多く登場しており、磁石でくっつくことを利用して簡単にケースを装着したり、カードホルダーをくっつけたりすることもできるようになっています。
見落としがちな磁石の欠点
そんな明らかに便利そうなMagSafeですが、一つ気をつけておきたいことがあります。
それはケース無しでMagSafe充電しない方がいいということです。
いったいなぜケース無しだといけないのかと言いますと、
それは過去のApple製品を購入してきた経験が関係しています。
Apple製品は磁石を使って、何かをくっつけたりする製品が非常に多いです。
磁石でくっつくのは非常に便利なことで、くっつけば簡単には外れませんし、取りたいときは手で取れば簡単に外れる、という相反する特性があります。そのためAppleは好んで磁石を様々な製品に採用しているのですが、一方で磁石でくっつく製品はだいたい共通した問題を抱えています。
それは
磁石でくっつく部分は傷つきやすい
ということです。
例えば以前のMacBookにも「MagSafe」と呼ばれる充電端子が搭載されていましたが、この端子は何も手入れしないとかなり汚れることで有名でした。
こちらは以前にMacBook Pro 2013とMacBook 12 2016を比較したときの写真です
MacBook ProのMagSafe端子を見てみますと、周りが汚れていることがわかります(これでもかなり手入れしてキレイにしていた方ですが)
最近のものだとApple Pencil 2とiPad Proの組み合わせがまさに磁石で傷つく典型例です。
一年半使用したiPad ProではApple Pencil 2がくっつく部分にわずかに磁石跡が確認できます
Apple Pencil 2の方はもっとわかりやすく磁石部分の傷跡がついています(これらもかなり手入れしている方です)
また、Apple Watchの磁石でくっつく充電ケーブルもかなり傷があります。
こちらはあまり手入れしていないので、けっこう傷ついています。
磁石でくっつくという性質上、ゴミなどがついたまま充電してしまうと間に挟まれたゴミで傷ついてしまう問題が生じます。また、小さい鉄片などもくっつきやすくなるためそうしたことでも傷つきやすくなります。
充電するたびに汚れを取るのも手間なので、磁石でくっつく部分が傷つきやすくなるのはどうしても避けられないものと考えられます。
MagSafe充電で傷つけたくないならケース必須
以上のことからMagSafe充電で傷つけたくないという人はiPhone 12にはケースが必須だと考えられます。
iPhoneはデザインが良いのでケース無しで使いたいという人も多いと思いますが、ただでさえキレイに保つことが難しいケース無しの状態でMagSafe充電を行う場合はそれなりに傷つくことは覚悟しておいたほうが良いでしょう。
iPhone 12シリーズはMagSafeアクセサリが非常に充実しているので、こうしたアクセサリを活用した方が良いものと思われます。
小型なiPhone 12 miniのようになるべく本体サイズを大きくせず、片手操作性を保ちたいといった場合のようにどうしてもケースをつけたくない場合は背面保護フィルムなどもありだと思います。背面保護フィルムであれば本体サイズを大きくすることなく、本体を傷からある程度防げます。
すでにAmazonでiPhone 12シリーズの背面フィルムの取り扱いもあるようですので、気になる方はご参考にどうぞ。
iPhone 12でケースをつけようか迷っている方などの参考になれば幸いです。
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