本日、Apple Store表参道にて、MacBook Pro 13インチ 2016 Touch Barの実機モデルに触れてきましたので、その外観や実際に触れてみて思ったことなどをまとめてみました。
Touch Barなしモデルのレビューはこちらからどうぞ
https://smcomemory.com/macbook-7119
Touch Barは面白い!でも必須ではない
まずは外観ですが、基本的にはTouch Barなしモデルと同じで大きめのトラックパッドと第2世代バタフライキーボードを搭載しているのが特徴です。
右側面にはBarなしモデルにはなかったThunderbolt 3端子が2つあります。
ちなみにこちらの転送速度はフル性能の半分(20Gbps)の速度となっているようです。
背面には吸気用の穴が空いています。
こちらもBarなしモデルにはなかったものです。
同モデルの最大の特徴でもあるTouch Barはマットで滑らかなタッチ感となっており、操作していて気持ちが良いですし、面白いです。
右上の<ボタンをタッチしますと、このように明るさや音量調整一覧が表示されます。
個人的に気になったのが、従来のファンクションキーなら即音量、光量調整などが行えたのに対し、Touch Barでは一度<ボタンを押してから調整する必要がある点です。
地味にこの2度手間は従来のファンクションキーに慣れてきたユーザーにとっては面倒な仕様なのではないかと思いますね。
対応アプリだとこのようにTouch Barの表示が変更され、それぞれのアプリごとに用意されたショートカットにアクセスできます。
今回操作した限りだと、SafariのTouch Barに表示されるタブ一覧は便利なように思えましたが、Touch Barの進む、戻るボタンはトラックパッドで2本指でスワイプするほうが慣れていたので、わざわざTouch Barのボタンを押す必要性は感じませんでした。
その他のアプリを操作していて思ったのが、対応アプリでも行う操作によって必ずしもTouch Barが使えるわけではないというのが気になりました。
今回触れたMacBook Proは開けるアプリがだいぶ限られており、あまり多くのアプリでTouch Barを試すことはできなかったので、Touch Barの実用性に関してはそれほど詳しく実感できませんでした。
今回Touch Barモデルに触れてみて思ったのは使っていてTouch Barなしモデルと大きな差は感じなかったということですね。
もちろん、今回使ったアプリ数が少なかったという点とTouch IDなどの機能を試していないという点がありますが、少なくとも思ったのはTouch Barはあくまで補助的に使うもので、積極的に使うものではないということですね。
そういう意味ではApple Watchと似たような存在です。Apple Watchもあると便利ですが、なくても全然困らないものです。Touch Barもそれとほぼ同じと言えるのではないかと思いますね。
ただ、Touch Barはソフトウェア次第でいくらでも変更可能なので、将来性はかなりあるものだと思います。アプリによってはTouch Barがあると画期的なまでに使い勝手が変わるということもありえそうです。
現時点ではTouch Barはまだまだ進化の途中といった印象で、これを目的にMacBook Proを購入する必要があるのかといったら、そうとは言い切れないでしょう。
どちらかというと、Touch ID目的に購入する意味ならありそうです。
特に起動の度にパスワード入力を行っている人はTouch IDがあるだけで快適にロック解除やApple Payの使用なども行えることでしょう。
とりあえずTouch Bar搭載MacBook Proがほしい人はTouch Barに過度な期待はせず、Touch IDを目的に買うことを考えると良いかもしれません。
特にTouch IDも必要ないならより安いTouch Barなしモデルを購入するという選択肢もありでしょう。MacBook Pro 13の性能はTouch Barあり/なしでそこまで大差ないようですので。
それかより安く軽量なMacBook 12も個人的にはおすすめしています。
※追記
注意点としてMacBook Pro 13 Touch Barモデルのキーボードにはうるさいモデルがあるようです。
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