MacBook Pro 13(Late 2016)Touch Bar搭載モデルでは右側のThunderbolt 3の帯域幅が制限されていることが判明していますが、この理由と詳細な転送速度についてMacお宝鑑定団にて解説されていたので、紹介します。
帯域幅制限がある理由
同メディアによりますと、MacBook Pro 13(Late 2016)にて帯域幅制限がある理由は各CPU、PCHごとに提供されるPCI Expressのレーン数が原因であるとのこと。
新型MacBook Proの各モデルに割り当てられたPCI Expressレーン数は以下の通りです。
MacBook Pro 15 Late 2016は両側のThunderbolt 3にPCIe 3.0×4(32GT/s)が割り当てられており、Thunderbolt 3のフル性能(40Gbps)を発揮できる仕様となっています。
ちなみに
Thunderbolt 3の帯域幅(40Gbps)=PCIe 3.0×4(32GT/s)相当
だそうです。
参考:mynavi.jp
MacBook Pro 13 Late 2016 Touch Barモデルは左側のThunderbolt 3はPCIe 3.0×4接続ですが、右側はPCIe 3.0×2とフル性能が発揮できる帯域幅の半分となっています。
このことから右側Thunderbolt 3の転送速度は約20Gbps相当と言えそうです。
MacBook Pro 13 Late 2016 Touch Barなしモデルでは左側にしかThunderbolt 3端子がないので、フル性能が発揮できるPCIe 3.0×4が割り当てられています。
まとめますと、各ポートの最大転送速度は
MacBook Pro 15 Touch Bar
左側:最大40Gbps、右側:最大40Gbps
MacBook Pro 13 Touch Bar
左側:最大40Gbps、右側:最大20Gbps
MacBook Pro 13 Touch Barなし
左側:最大40Gbps
となっているようです。
ちなみにUSB 3.1 Gen.2は10Gbpsなので、全てのポートで利用できます。
新型MacBook ProのThunderbolt 3を使用する方はこの点に注意して利用すると良いでしょう。
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