4月19日にAppleよりMacBook 12インチ2016年モデルを発表され、CPU、GPU性能やバッテリー駆動時間の向上などがアップデートされましたが、残念な所もありました。
今回はその4つの残念な所を説明しようと思います。
1.価格が据え置き
去年発売されたMacBook 12インチはスペックのわりに価格が148,000円(税別)と高めの価格設定でした。
これは新製品にはよくあることで、研究費などの都合上、新型モデルは高くなる傾向にあります。
しかし、やはりこれでもスペックを考えますと高いので、さすがに今回のモデルでは多少の値下げが行われるだろうと思っていたのですが、価格は据え置きの148,800円(税別)。
この価格はやはり残念ですね。
2.FaceTimeカメラの解像度が480pのまま
最近のカメラは高画素化が進む中、MacBook 12インチ2016年モデルは前モデルと同じ480pのままとなっています。
MacBook Airですら720pなのに、MacBook 12インチはそれすらも下回るカメラ解像度となっています。
せめて720pまで上げて欲しかったところです。
3.Bluetoothのバージョンが4.0のまま
iPhoneやiPadでは軒並みBluetooth 4.2に対応しているのにMacBookでは4.0のままとなっています。
Bluetooth 4.2では転送速度が2.5倍高速化され、さらなる省電力化も実現されているのですが、このバージョンをなぜMacBookで対応しなかったのかは疑問です。
対応すればBluetooth経由でのiPhoneとのインターネット共有などがより快適になると思うのですが…
4.USB-CがUSB3.0並の速度(5Gbps)のまま
正直なところこれが一番残念な所です。
最近のWindowsPCではThunderbolt 3というUSB-Cと同じ形状ながら40Gbpsの速度を誇る端子を搭載するPCが増えているのですが、MacBook 12インチ2016年モデルではこれを非搭載。
Thunderbolt 3は転送速度だけでなく、様々な機能性を持つ端子で、MacBook Proに真っ先にThunderbolt端子を採用したAppleなら間違いなく採用するだろうと思っていたのですが、なぜか搭載しませんでした。
百歩譲ってThunderbolt 3はいいとしてもせめてUSB3.1 Gen.2の10Gbpsには対応して欲しかったですね。なぜUSB3.1 Gen.1の5Gbpsのままなのか…この点は本当に残念です。
今回のアップデートは個人的に主にインターフェイスの改善に期待していたのですが、その願いはかなわず、インターフェイスは全て据え置きとなっています。
しかし、Skylake世代のCPUを搭載することで性能面は多少向上し、バッテリー駆動時間も1時間延びています。
SSD性能やメモリ性能なども向上しており、内部のスペックは確実に向上したモデルと言えそうです。
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