小型なのに画面は体感15インチ、ほぼベゼルレスなMateBook X Pro実機レビュー

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ほぼベゼルレスなディスプレイを実現したことで話題の13.9インチノートPC「MateBook X Pro」の実機モデルに触れてきましたので、今回はそのレビューを行っていこうと思います。

外観レビュー

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まずこの製品の大きな特徴であるディスプレイですが、ご覧の通り画面周りのベゼル(縁)がほとんどないほぼベゼルレスなデザインとなっています。

画面サイズは13.9インチで、解像度が3000×2000とかなり高精細、アスペクト比が3:2と特殊で、一般的な16:9のノートPCより縦方向が広いディスプレイとなっています。

画質もsRGB 100%対応とノートPCとしてはかなりの高色域です。

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この製品のもう一つの大きな特徴はカメラがキーボード側にポップアップ式で搭載されている点です。通常ディスプレイ側に配置されるカメラをここに持ってくることでほぼベゼルレスなディスプレイが実現できたわけです。

ファンクションキーの中央にあるカメラマークを押し込むとカメラが出てくる構造で物理的にカメラが隠されている分、不法にカメラへのアクセスがあった場合にも知らずに撮影される心配もなく、セキュリティ面でも安心です。

ただデメリットとしては下側に配置されているためカメラ通話などをする際にどうしても見下す視点となってしまうということがあります。

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キーボードは比較的浅めですが、MacBookのバタフライキーボードほど浅くはなく、打ち心地もそこまで悪くはありません。

キーピッチはフルサイズでゆとりがあり、キー配列も一般的なものなのでブラインドタッチも問題なくできるものと思われます。

キー音も比較的静かです。

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左側面にはUSB-Cポート×2(1つはThunderbolt 3対応)、隠れて見えませんが3.5mmイヤホンジャックもあります。

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右側面には最近薄型のノートPCでは見かけなくなりつつあるフルサイズのUSB 3.0×1があります。

この薄さでフルサイズUSBを搭載しているのは嬉しいですね。

ちなみにキーボード上にある電源ボタンは指紋認証対応してます。

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天面はシンプルにファーウェイのロゴがあるのみです。

まあ明らかにAppleを意識したデザイン(と名称)なので、パッと見MacBook Proっぽいですが、普通にシンプルでかっこいいのでいいです笑

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最後に隣にあった東芝の15インチノートPCと画面サイズの比較をしてみましたが、実際に試してみたところ体感的にそこまで画面サイズに差は感じませんでした。

むしろMateBook X Proの方が3:2のアスペクト比で縦に長い分、広く感じられたくらいですね。

ちなみに画面サイズの〜インチは画面斜めの長さを表しているので、正確に画面の大きさを表すものではなく、同じインチ数でもアスペクト比が違うと画面の大きさが全然違ったりします。MateBook X Proはスペック上は13.9インチですが、アスペクト比は3:2のやや縦に広い仕様なので、実際にはアスペクト比16:9の15インチディスプレイと面積は大差ないのかもしれません。

 

総評

極限までベゼルを減らして、できる限りコンパクトな筐体に大型ディスプレイを搭載したMateBook X Proはここ最近発売されたPCでも非常に際立った存在です。

実際に触れてみてもその品質の高さは確かなもので、高画質なディスプレイ、高音質なスピーカー、十分なストロークのあるフルサイズキーボード、最先端のThunderbolt 3、フルサイズUSB搭載、指紋認証対応、最大でCore i7/16GBメモリ/512GB SSDに外部GPUであるGeforce MX150搭載可能、304×217×14.6mmのコンパクトな筐体、1.33kgと軽量、バッテリー持ちも最大約16.9時間(JEITA 2.0)と最近のノートPCに要求される要素をだいたい満たしている万能PCです。ただその分価格も15万円〜とだいぶ高めです。

あと問題があるとすればカメラの位置くらいでしょうかね。

そこに不満を感じず、ある程度予算が出せるのであれば、MateBook X Proは買って満足するPCとなるのではないかと思いますね。

 

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