さて、今回はいよいよ最後のPCケース作成編となります。
本来はPCケース作成が本編となるはずでしたが、OSの導入・GPUの設置作業などで色々とトラブルがあり、想像以上に手間がかかってしまいました^^;
そんなこんなで色々ありましたが、PCケース作成の詳細を今回は語っていこうと思います。
PCケースデザイン
PCケースを作るのにあたってまず考えるのはどんなデザインにするかですね。
今回はコンパクトなVR対応PCということで一般的なPCよりも小型なサイズに収まることを最優先にします。
ということでiPadの「Shapr3D」で3Dモデルを作ってざっくりケースのデザインを考えてみた結果がこちらです。
大きさは幅21cm×奥行19cm×高さ15cmほど。マザーボードにGPUを取り付けて間にうまいこと電源アダプタが入りそうで、エアフロー的にもちょうどいい感じだったのでこのような設計に。
できればもう少し薄型のデザインがよかったのですが、ライザーケーブルが必要だったり、ケース加工が難しくなりそうだったので、結局シンプルかつ作りやすい箱型デザインに落ち着きました笑
PCケース作成
PCケースのデザインが決まれば、あとはどのような素材を使うかですが、以前にPCケースを作成したときに使用したMDF材がそのまま残っていたのでこれを再利用することに。
切断用のジグソー、穴あけ用の電動ドリル、測定用の差し金、やすりなど加工用機材も前回のPCケース作成の際に一通り購入していたので、これを使ってPCケース作成を行います。
ちなみにこれらの機材はホームセンターで購入して、全部で1万円もしないくらいで買えた記憶があります。意外と安いです。
というわけで切断、穴あけしたのがこちら。
一番神経を使うのはマザーボードのネジ穴空け作業。
ここを間違うとマザーボードが固定できなくなるので慎重に測定して穴を空けます。
マザーボードの穴あけ位置はこちらの記事を参考にしました。
パソコンの図面 Computer form factor 思いつくままに雑記帳
マザーボードを仮置きしてサイズ確認。
けっこうギリギリです笑
排気用の穴を空けて微調整用の木材も用意。
加工した際にできた細かい傷はやすりで調整します。
いい感じに傷がわかりにくくなりましたね。
この辺りの調整しやすさは木製素材のいいところですね。
マザーボード固定用のスペーサーを配置。
接着は木工用ボンドで行う予定でしたが、家にあった木工用ボンドが使い物にならなかったため余っていた両面テープと金属金具で代用。両面テープでも意外としっかり固定できてます。
マザーボードを固定してそれっぽくなりました笑
ふたをすれば一応完成です
外観はこのような感じ。
ふたが完全に閉じきってないところに精度の甘さが出てしまってますね。
別角度で見るとこんな感じです。
GPU部分の穴はピッタリサイズでいい感じですが、上フタの穴は見た目的にちょっと失敗した感じですね^^;
以前に作ったPCケース(右)との比較です。
前のケースに比べ、大幅に小型化できていることがわかります。
奥行きも前のケースより小さいです。
ただ、デザイン的には前のケースの方がシンプルでいいですね。
このデザインの違いは小型であるがゆえのエアフローの問題などもありますが。
ちなみに電源アダプタの固定は技術的な問題と時間的な問題から断念。
ひとまずケース外において使うことに。
電源スイッチもこのように外側において使う感じに(これはこれでけっこう便利ですが笑)
こんな状態ではありますが、一応普通に動かせます。
GPUをガンガン使用するゲームをやっても特に問題なく動作してます。
色々と未完成な状態ではありますが、ひとまず形になったのでPCケース作成はこのようなものかなと。
どちらかと言うとこれ以前の設定などに労力をかけすぎてもうこれ以上負担はかけたくないので、今回はこれで良しとします笑
ひとまず10万円以内で小型かつVR対応の自作PC、作成できました。
ディスプレイや余計に買った電源アダプタ、ケーブルなどの損失額込みだと10万円を超えますが、それらを除けば97,229円と安く抑えることができました。
ただこれをみなさんにオススメできるかといえばなんとも言いがたいところです笑
PCに関する知識、技術があって問題が起こっても自分でどうにか解決できる人はいいかもしれませんが、そうでもない人は多少高くとも既製品を買ったほうがいいのかもしれません。
一応小型かつVR対応のオススメPC一覧もまとめていますので気になる方はこちらを参考にどうぞ。
とりあえず10万円以内で小型かつVR対応PCの自作は以上です。
VR対応PC購入時の参考になれば幸いです。
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