Appleは本日iPhone 11シリーズ向けに「Smart Battery Case」を発売しましたが、新たにカメラボタンが追加され、注目を集めています。
まさかのカメラボタン追加
Appleが新たに発売したiPhone 11シリーズ向け「Smart Battery Case」はバッテリー駆動時間を拡張するケースで、装着すると駆動時間が50%延びるとのこと。
iPhone 11シリーズ自体、従来よりバッテリー駆動時間が大きく延長され、日常使用では十分すぎるほどのバッテリー持ちを実現していますが、このケースをつけることでさらにバッテリー駆動時間が延びるようです。
しかし、それ以上に注目なのがケースに「カメラボタン」が追加されたことです。
新たに追加されたカメラボタン(下)
カメラボタンを押すことで瞬時に写真を撮ることが可能で、長押しすればビデオ撮影も可能とのこと。
Appleがこうしたショートカット機能となるボタンをiPhone用ケースに搭載したのはこれが初です。
極力ボタンの数を減らし、シンプルでわかりやすい操作性を実現するという理念を持つAppleがケース経由ではあるものの「ボタンを増やす」というのはとても衝撃的なことです。
過去12年のiPhoneの歴史上、存在したボタンというのは電源ボタン、音量アップ・ダウンボタン、ホームボタン(iPhone X以降に廃止)のみですが、今回のケースでここに新たにカメラボタンが追加されたわけです。
ある意味歴史的とも言えるこのボタンの追加は初期のiPhoneではそれほど重要視されていなかったカメラ機能が、最近のiPhoneではむしろカメラ機能のアップデートがメインと呼べるくらい重要となってきたことが背景にあるのかもしれません。
もしかするとこのカメラボタンは実験的なもので、需要があるようなら本体に追加するつもりということも考えられます。
それにしても最近のAppleは今までとはまた違ったアグレッシブさを発揮しているように思います。
かつてスティーブ・ジョブズが否定したスタイラスペンをiPadのアクセサリに追加したように、時代に沿って柔軟に機能を変化させていくつもりなのかもしれません。
個人的には簡易アクセス機能が簡単に使えるボタンがあれば最高なんですけどね。
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