スマホの片手操作を快適にするためには画面サイズがどれくらいの大きさなのかはもちろん重要ですが、それ以上に重要なのが本体サイズです。
本体サイズが大きければ画面サイズが小さくても片手で持ちにくく、操作しにくくなります。
そこで今回は片手操作に最適な本体サイズはどれくらいなのか理論と経験から分析してみました。
片手でのスマホの持ち方
片手でスマホを持つときは一体どのように持ちますか?
たいていの場合、上画像のように持つと思います。
この場合だと、片手で持ちつつ親指での操作も可能です。
この持ち方をよく見てみますと、親指下のふくらみ(母指球)〜各指の第1、2関節辺りで引っかけていることがわかります。
親指下の母指球で支えることで親指の動きにゆとりができ、片手で持ったまま操作することができます。また、各指の第1、2関節で引っかけることでスマホが落ちないように支えることもできます。
このことから母指球〜指の第1、2関節の長ささえわかれば、片手で持ちつつ親指での操作ができる本体サイズが推測できます。
長さを測定してみた
調べてみたところその長さを測定しているようなサイトは見当たらなかったので、筆者(成人男性)の手の長さを測定してみました。
スマホをつかめる大きさ
まずは最低限スマホをつかめる大きさとして小指の第1関節〜親指下の母指球部分のしわまでの長さを測定しました(下画像のような長さ)
測定した結果、
小指の第1関節〜親指下の母指球部分のしわの長さは約85mm
でした
このサイズだと現時点で最も大きいiPhoneである新型iPhone 12 Pro Max(78.1mm)を持つことができます。
しかし、このiPhoneは片手操作は到底無理な画面サイズであることは過去の経験からも明らかなのであくまで片手で持つことができるだけのサイズ感と言えそうです。
片手で持ちながら快適に操作できる大きさ
次に片手で持ちつつ、親指操作がある程度快適にできそうな大きさとしてて小指の第2関節〜親指下の母指球部分のしわまでの長さを測定しました(下画像のような長さ)
測定した結果、
小指の第2関節〜親指下の母指球部分のしわの長さは約65mm
でした
このサイズだと現行のスマホではほとんど存在しない横幅で、比較的小型な4.7インチiPhone SE(第2世代)ですら67.3mmです。新型iPhone 12 miniであれば64.2mmとギリギリ満たしています。
この65mmというサイズは4インチiPhone 5sから4.7インチiPhone 6に大型化されると言われていた時期に自分が色々なスマホを触っていた経験から片手操作が快適にできる最大サイズとして結論を出した数値と一致しています。
実際、横幅67mm程度の4.7インチiPhone 6はどうにも自分の手には合わず、4インチiPhone SE(横幅58.6mm)に買い替え、それ以降ずっとiPhone SEを使い続けてきました。
横幅65mm以下なら片手で持ちながらの操作が快適か
今回検証してみた結果、片手で持ちながら親指で操作するのが快適になると思われる本体サイズは横幅65mmであることが判明しました(ただし、成人男性である筆者の場合)
この結果は過去に筆者が持ち比べて片手操作が快適であったスマホの横幅と一致しており、自分の経験的には納得な結果です。
自分の手の大きさは平均よりわずかに大きい程度なので、成人男性であればおおよそこの辺りが快適に片手操作できるサイズ感になるのではないかと思われます。
記事投稿時点のスマホのラインナップを考えますと、この横幅以下のスマホは5.4インチ「iPhone 12 mini」か楽天モバイルの3.6インチ「Rakuten mini」しかありません。スマホとしての実用性を考えれば、実質iPhone 12 mini一択かもしれません。
iPhone 12 mini発売を機にスマホ業界も小型化路線に向かえば良いのですが、どうなることでしょう。
片手操作にこだわりたい人などの参考になれば幸いです。
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