新型となる第2世代AirPodsが発売されましたが、アピールされている機能の一つに遅延の低減があります。
公式サイトによれば従来より30%低減したとのことですが、これは具体的に何ms(ミリセカンド)になったのか、前モデルの遅延検証記事を参考に計算してみました。
音ゲーなどの実用に耐えうるのか?
過去の遅延検証記事がこちら
検証したのはリズムゲーム「Tapt」を製作しているStephen Coyle氏で、他社の無線イヤホンなどとの比較を行っています。
検証結果によれば、
第1世代AirPodsの遅延は
「Tapt(リズムゲーム)」プレイ時:251ms
キーボード入力時:296ms
となっていました。
この結果と公式情報を元に今回の第2世代AirPodsの遅延を計算してみますと
リズムゲームプレイ時:175.7ms(前モデル比 -75.3ms)
キーボード入力時:207.2ms(前モデル比 -88.8ms)
という結果になります。
この結果は上記ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスに遅延が少ないものです。
ただ、有線のLightning経由のイヤホンの61msには及ばない結果です。
ちなみに60fpsで動作するゲームは1フレーム辺り約16.7msなので、第2世代AirPodsの175.7msは約10.5フレーム(約0.17秒)ほど遅れていることになります。これは動画や音の遅延を気にしないゲームをプレイする時などは問題ない遅延ですが、音ゲーをする際には致命的な遅延になります。
そのため遅延が低減された第2世代AirPodsであっても音ゲーには向かないものと思われます。
ただ、それでも従来よりだいぶマシになっているので、動画視聴や普通のゲームなどは従来より違和感少なく観れることでしょう。
なお、今回の結果は理論値なので実際の遅延と異なる可能性があります。あくまでも参考程度にどうぞ。
※追記
新型AirPods Proの遅延時間が判明しました↓
コメント