最近の新型スマートフォンとしては珍しく小型なiPhone 12 miniですが、気になるのが保護ケースをつけるべきかつけるべきではないのか。
実際につけて試してみないわからないこともあるかと思いますが、少なくとも個人的に長年iPhoneやiPadなどをケースあり、なしで使い続けた経験からつけなかった場合どうなるのか、つけた場合はどうなるのかはだいたい検討がつきます。
理論的にまとめたデータもあるので今回はその辺りを踏まえた上で色々語っていこうと思います。
保護ケースの有無の大きな違い
保護ケースをつけた場合とつけない場合で変わることとして考えられるのは大きく3つです。
- 本体の保護性能
- 本体の持ちやすさ
- デザイン性
デザイン性に関してはケースによって異なるので、今回は上2つの本体の保護性能、持ちやすさに焦点を当てて考えていきます。
本体の保護性能
ケースをつけた場合当たり前ですが、本体の保護性能は向上します。
具体的には本体を傷から保護できるのと落としたときの衝撃から保護できるという効果があります。
自分が実際に保護ケースを使用している場合と使用していない場合とでは、確かに本体の傷のつき方が異なります。
例えば保護ケースなし、保護フィルムなし、純正カバーのみでiPad Pro 11インチを1年半使用した場合、画面の傷はほぼないものの、保護されていない側面にはわずかな傷が複数確認されました(それでも傷は少ない方ですが)
しかし一方で保護ケースをしていても傷つくことがあります。
これは1年ほど前に新品交換したばかりの4インチiPhone SE(第1世代)で購入時から保護ケースを使用しているのですが、よく見ると上画像部分にわずかな傷がついていました(画像ではわかりにくいですが、肉眼では見ればわかる程度の傷です)
ここに傷つけた記憶はなく、保護ケースは常に装着していたため保護ケースをつけている間についた傷ということになります。保護ケースも地味にホコリなどが入ったりするため、そうしたもので傷ついた可能性もあります。
ただ、保護ケースに助けられた場面も多々あり、ふと落としてしまったときなどに保護ケースがあったおかげで無傷で済んだこともありました。落としたときのことも考えますと、やはり保護ケースはあるといいものかもしれません。
本体の持ちやすさ
保護ケースをつけることの最大のデメリットが本体が大きく持ちにくくなることです。
過去に4.7インチのiPhone 6を使用していたときに保護ケースをつけたりつけなかったりしていたのですが、最終的には保護ケースをつけるのをやめました。
最初はiPhone 6に純正保護ケースを使用していたのですが、保護ケースの厚みがありすぎて保護性能は高そうではあるものの、非常に持ちにくかった記憶があります。持ちにくすぎて逆に落としやすくなった印象で、それでは本末転倒感があったのでこのケースを使うのをやめました。
その次に薄型の透明保護ケースを使用したのですが、こちらもなんやかんやで持ちにくく、結局最終的には保護ケースを使うのもやめ、そして4.7インチiPhone 6自体を使うのもやめて、4インチiPhone SEに買い替えたことがあります。
4インチiPhone SEではもともと本体サイズがコンパクトだからか、保護ケースを使用していても持ちやすさが悪くなった印象はなく、普通に片手操作も快適に行うことができました。
片手操作性を重視するならこの横幅以下に抑えるべき
小型スマホにおける重要なこととして片手操作がしやすいかどうかということがあります。
特にコンパクトなiPhone 12 miniを買う場合はこれを目的に購入するという人も多いはず。
そこで気になるのは、保護ケースをつけた場合の片手操作性はどうなるのかということです。
これまで片手操作性について理論と経験から分析してきましたが、片手操作に重要な本体サイズというのがある程度定まりました。
詳細は記事元を見てもらうとして結論を言いますと、片手で持ちながら親指操作しやすい最大の本体サイズ横幅は65mmという結果でした(成人男性の場合)
iPhone 12 miniの横幅は64.2mmなのでギリギリ片手操作しやすいサイズということになります。
しかし、iPhone 12 miniに保護ケースをつけるとなると65mmは間違いなく超えるでしょう。
個人的な経験から言わせてもらいますと、横幅67mmのiPhone 6は片手操作がギリギリしにくいサイズでした。しかし、過去に色々試してみた中で横幅65mm以下のスマホは片手操作がわりとしやすい印象でした。わずか2mmの差ですが、意外とこれが大きいのです。ちなみに4インチiPhone SE(第1世代)は横幅58.6mmで、ケースをつけても61mmだったので片手操作しやすかったのだと思います。
わずか数mmの差でも横幅65mmを超えると片手操作性が悪くなる印象があるため、iPhone 12 miniに保護ケースをつけた場合とつけない場合とでは片手操作に大きく差がでるものと思われます。
そのため片手操作を重視するならiPhone 12 miniには保護ケースはつけるべきでないと考えます。
保護ケースなしでどうやって保護する?
保護ケースをつけないとなると本体への傷や衝撃に対する耐性などが不安です。
自分の過去の経験からも何らかの保護なしでは本体への傷は避けられません。
ではどうやって本体を保護すべきかと言いますと、
背面、側面を保護できるフィルムを使う
ということが考えられます。
保護フィルムなら本体サイズを大きくすることなく、少なくとも本体が傷つくことは防止できます。しかし、衝撃に対する耐性は微妙なところで、完全に保護するというよりあくまで最低限の保護といったところでしょう。
調べてみたところiPhone 12 mini用の背面保護フィルムはすでに存在しており、Amazonにて購入可能です。
iPhone 12 mini用の側面保護フィルムに関してはまだ発売されていないものの、楽天にてそれらしきフィルムはありました。
画像がiPhone 11 Proなのが気になりますが、今のところこれ以外には側面フィルムは見当たらないため側面を保護したいなら実質これ一択となりそうです。
※2020/11/24追記
各フィルムを実際に購入してみました↓
別な方法として考えられるのが
純正レザースリーブで保護する
ことです。
レザースリーブとはAppleのiPhone 12シリーズ発表イベントで少しだけ紹介されたアクセサリで、iPhoneを収納する形で保護するタイプのアクセサリとなります。
収納していない場合は当然本体は保護できないのですが、iPhoneを持ち運ぶ際などにこのスリーブに入れておけば、少なくとも収納している間は傷や衝撃から守ることができます。
ちなみにこのスリーブは上部に空いたスペースから時間が確認できます(この機能がいるかどうかは微妙なところですが)
まとめ
色々語りましたがまとめますと
iPhone 12 miniは
完全に保護したいなら保護ケースはつけるべき
片手操作性を重視するなら保護ケースはつけるべきではない
ということです
片手操作重視の場合は保護ケースの代わりとして背面、側面保護フィルムやレザースリーブを使うということが挙げられます。併用するとより保護効果は高まるでしょう。
iPhone 12 miniに保護ケースをつけるべきか悩んでいる人の参考になればと思います。
※2020/12/8
実際にケースなしとありで使用し続けた感想をまとめてみました↓
コメント