iOS 11搭載iPadを1週間使って思ったこと – 確実にPCに近づくもMacの使い勝手には敵わない

iOS 11 beta review-s2

iPad mini 4に「iOS 11 パブリックベータ版」をインストールして1週間が経ちますが、今回は実際にiOS 11をiPadで使ってみて思ったことについてまとめてみました。

確実にPCの使い勝手に近づいている

iOS 11では、いつでもアクセスできる「Dock」、データ管理できる「ファイル」アプリ、より使いやすくなった「Slide Over」「Split View」、画像や書類データなどを簡単に移動できる「ドラッグ&ドロップ」機能など多くの便利機能が追加されました。

実際にそのiOS 11をiPad mini 4にインストールしてみて思ったのは確実にPCのような使い勝手に近づいているということです。

特に「ドラッグ&ドロップ」機能は想像以上に快適です。この機能により、これまで画像データは「写真」アプリのカメラロールに保存するしかなかったのが、「ファイル」などのデータ管理アプリに名前をつけて管理できたり、ウェブ上にそのままアップロードなどすることができるようになりました。

また、どのアプリからでもアクセスできる「Dock」とそこから手軽に2画面表示できる「Slide Over」のおかげで他のアプリへの切り替えと2画面表示がだいぶ快適になりました。

実際にiPadだけでPCのようにブログ投稿できるか試してみましたが、以前試したときよりも断然使いやすくなっていました。

iPadでPCのようにブログ投稿できるか確かめてみた
iOS9で2画面同時に表示可能な「Split view」が登場しましたが、この機能によりiPadがよりPCに近づきました。この機能が登場したことで、iPadだけでブログ投稿ができるようにならないものかと考えるようになりました。 と...

 

Macの使い勝手には敵わない

一方で、実際にPCのようにブログ投稿してみて思ったのはまだまだMacの使い勝手には及ばないということです。

データ管理もできるようになり、2画面表示もやりやすく、MacのようにいつでもアクセスできるDockが追加されたiOS 11ですが、それでもまだアプリの切り替えが面倒だったり、文字のコピー&ペーストがやりにくい、文字カーソルが移動しにくかったりと些細なことではあるのですが、地味によく行われる作業に不満がありました。

これがMacならMission Controlや仮想デスクトップなどですぐさまアプリを切り替えられたり、精密に動作するトラックパッドによって文字のコピペや文字カーソルの移動などがいとも簡単にできます。

こうした些細な作業を快適にできなければ、どんなに便利な新機能が追加されてもMacの使い勝手には敵うことはないように思います。

 

総評

iOS 11はiPadが確実にPCに近づく素晴らしいアップデートだとは思いますが、作業の効率化を求めるならやはりMacに軍配が上がると思います。

個人的にはiOS 11を機に本格的にMacBookからiPadに移行しようかと考えていましたが、実際に試してみて思ったのはやはりMacBookの快適な使い勝手には敵わないということです。むしろ今回iOS 11をiPadで試したことで、逆にMacの快適さを痛感することになりました^^;

もういっそのことAppleにはiPad型のMacを発売してほしいくらいですね笑。タッチ操作できなくてもいいのでSmart Keyboardにトラックパッドつけた感じのやつを作ってもらって笑

 

とは言ってもiPadでPCのような作業をすることはもはや不可能ではないので、Macの使い勝手には劣るとしてもどうしてもiPadだけで作業できるようにしたいという人にとってはiOS 11は素晴らしいものになるのではないかと思います。

iOSはこれからのアップデートしだいでは本当にPCの使い勝手を超えてしまう可能性は秘めているので、今後の展開にも期待できます。

 

ちなみにiOS 11 パブリックベータ版の詳細なレビューなどは以下の記事にて語っています。

iPad mini 4にiOS 11 パブリックベータ版をインストールしてみた
先日、開発者でなくともアップデートできる「iOS 11」のパブリックベータ版が配信されたので、一足先に手持ちのiPad mini 4でアップデートしてみました。 今回はそのiOS 11の主な機能の使用感についてまとめてみました...

 

iOS 11搭載iPadがどのようなものなのか知りたい方の参考になればと思います^_^

 

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