本日、Apple Store渋谷店にてiPad Pro 10.5に触れてきたので、その外観や実際に触れてみて思ったことなどについてまとめてみました。
画面は驚くほど滑らか!
まず驚いたのが、画面が驚くほど滑らかに動くということです。
iPad Pro 10.5は従来の60Hzの2倍となる120Hzで動作するのですが、これが想像以上に滑らかであらゆる動作がスムーズに動くように感じます。iPad Pro 10.5の性能の高さを存分に発揮している感がありますね。
これは色域がsRGBからP3に変わったとき以上にはっきりとわかる違いですね。初めてRetinaディスプレイを見たときのような驚きすらも感じます。
この辺りは実物を見てみないとわからないことでしょうけど、これはユーザー体験の違いをはっきりと感じられるなかなか画期的な進化なのではと個人的には思いますね。
Apple Pencilはほぼ違和感のない書き心地!
Apple Pnecilはまるで普通のペンで書くように全く違和感のない書き心地を実現しているように思います。
素晴らしいのはその遅延の少なさ。ペンを走らせるとほぼ遅延なく、文字を書くことができます。前モデルの段階でその遅延の少なさは体感していましたが、120Hz駆動のディスプレイになったことで、より滑らかに違和感なく書けるようになっています。
筆圧検知もスムーズで軽く書けば薄く、強く書けば濃く書くことができ、傾きも検出するので、傾けながら書くと鉛筆を傾けて書いたときのようにかすれた線などが書けるのも素晴らしいです。
また、Apple Pencilで書いているときは指をおいても認識されず、誤入力を防ぐことができます。この辺りの配慮もさすがAppleといった感じですね。
もう本格的にノートの代わりとして使えてしまいそうな完成度です。
Smart Keyboradは意外と快適な打ち心地
Smart Keyboardは意外と快適な打ち心地です。
自分は普段MacBookのフルサイズのキーボードを使っていますが、パッと見幅が狭く見える10.5インチのSmart Keyboardもフルサイズとなっており、入力もMacBookのキーボードと比べても特に違和感なく入力することができました。
打ち心地はポチ、ポチっと軽く打てる感じで、タイピング音はほとんど聞こえない(少なくともApple Store内では)とても静かな文字入力を実現していました。
9.7インチのSmart Keyboardでは若干ながら文字入力が窮屈に感じていたので、この進化は素直に素晴らしいですね。
本体は軽量、外観は大きな変化なし
iPad Pro 10.5インチは469g(Wi-Fiモデル)と軽量で持ち運びには便利です。
実際に持ってみても非常に軽く、片手でも全然持てます。
カメラ部分はiPhone 6sのような出っ張りです。iPhone 7のようにアルミの滑らかにふくらんだデザインのほうが見た目は良かったのですが、まあ仕方ないでしょう。画質はiPhone 7と同等なので、かなり良いです。
マイクの穴はiPad Pro 9.7ではカメラ横にあったのが、背面上部中央に配置されています。
本体はiPad Pro 9.7と同様6.1mmと非常に薄く、カバンに入れてもかさばらない薄さを実現しています。
スピーカーの配置はiPad Pro 9.7と同様4スピーカーで上下の両端にスピーカー用の穴が空いています。
まとめ
iPad Pro 10.5に触れてみて思ったのは着実にユーザー体験が向上しているということです。
画面の動きの滑らかさやApple Pencilの書き心地、Smart Keyboardの文字入力の快適さの向上などがまさにそれを表しています。こうしたことはスペックには表れませんが、ユーザーにとってはとても重要なことで、Appleもユーザー目線で考え、こうした改善を行ったのでしょう。
iPad Pro 10.5はもちろんスペックも向上していて、今回は確認しませんでしたが、情報によればiPad Pro 9.7インチとの比較でCPU性能は2倍、メモリも2倍の4GB搭載など大きな性能向上を実現しています。
とここまでiPad Pro 10.5を絶賛しましたが、正直なところまだ「買い」ではないです。
理由は今秋登場するiOS 11のためで、まるでPCのように使えるiOS 11が配信されたときに初めてiPad Pro 10.5は真価を発揮できるのです。
今のところの買う価値は9.7インチよりちょっと画面が大きいこと、Apple Pencilの書き心地が滑らか、Smart Keyboradがフルサイズで入力しやすいというところでしょう。
今すぐこれらの改善が必要という人以外はまだ買う必要はないでしょう。
コメント