今月、Surface Bookがついに日本でも発売となりましたが、気になるのはdGPU(外部GPU)搭載モデルがどれほどの性能なのかという点です。
以前はベンチマーク結果がSurface Pro 4に劣るという不安な結果がありましたが、その点は改善されたのでしょうか。
今回はSurface Book dGPUモデル、Surface Pro 4 Core i7モデル、MacBook Pro 15/13、MacBook Air 13、MacBook 12(MacBookはいずれも2015年モデル)のCPU、GPUベンチマークを比較してみました。
性能比較
今回の性能比較にはCPU、GPU(OpenGL)性能ともに測定可能なCinebench R15のベンチマーク結果を用いています。
参考:mynavi news、ITmedia1、2
CPU性能
CPUスコアはMacBook Pro 15が圧倒的に高いです。これはTDP(消費電力)45WのCPUならではのスコアといったところでしょう。
また、Surface BookよりもSurface Pro 4のほうが若干CPUスコアが高いです。こちらはSurface BookがCore i7-6600U、Surface Pro 4がCore i7-6650Uと型番が微妙に違い、Pro 4のほうが若干性能が高いためでしょう。
GPU性能
こちらはSurface Book dGPUモデルがMacBook Pro 15インチ dGPUモデルを超える結果となりました。Surface BookはdGPUモデルが1.579gとMacBook Pro 13インチの1.58gとほぼ同じ重さですが、GPU性能は2.04kgのMacBook Pro 15インチに匹敵するもので、携帯性に優れながらもデスクトップPC並の性能となっていることがわかります。
また、Surface Pro 4 Core i7モデルもTDP15WながらTDP28WのMacBook Pro 13インチを大きく上回るという素晴らしい性能を発揮しています。
まとめ
Surface BookのdGPUモデルは想像以上にGPU性能が高いものでしたが、Surface Pro 4 Core i7モデルも内蔵GPUながらもかなりGPU性能が高いことがわかりました。
より高性能なGPUを求めるのならばSurface Book dGPUモデルが良いとは思いますが、コスパや携帯性の面で考えますとSurface Pro 4 Core i7モデルのほうが優れているように思います。
もちろんこの2つのモデルは性能以外の違いもありますので、参考程度にどうぞ。
Surface Pro 4のCore m3/i5/i7の性能の違いは以下の記事をどうぞ。
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