Lenovoは世界初となる折りたたみディスプレイ搭載モバイルPC「ThinkPad X1 Fold」を発表しました。
主なスペック
同製品は世界初となる折り畳みディスプレイを搭載したモバイルPCとなります。
主なスペックは以下の通り
- 画面サイズ:13.3インチ(有機EL)
- 解像度:2048×1536
- CPU:Intel Core processor with Intel Hybrid Technology
- メモリ:8GB
- 重さ:約999g
- サイズ:299×236×7.8mm(カバーなし)、299×236×11.5mm(カバー有り)、158.2×236×27.8mm(折り畳み時、カバー有り)
あらゆるスタイルでの利用が可能に
このPCの特徴は折り畳みディスプレイを搭載したことにより、様々なスタイルでの利用を可能にした点です。
開いた場合は13.3インチの大画面タブレットとして利用できます。
右と左で別々のアプリを表示することも可能です。
縦に開けば下側にソフトウェアキーボードを表示しつつ、シームレスに画面がつながるノートPCのように利用できます。
専用のキーボードを置くと自動的に下表示がオフになり、通常のノートPCスタイルで利用可能です。
開いてキーボードを手前に置けば、13.3インチの大画面ディスプレイをフルに活用できます。
この状態では裏側のカバーが開いてスタンド代わりになり、自立するように設計されています。
詳細は以下の公式動画からどうぞ
折り畳みはPCでこそ活躍する可能性
折りたたみディスプレイはすでにスマホではいくつか販売されていますが、パソコンでの採用はこれが初です。
折りたたみスマホは価格も相まって今のところ成功しているとは言い難い状況ですが、パソコンなら折りたたみディスプレイが活躍する可能性は十分考えられます。
その理由としてスマホは元々折りたたまない構造が一つの特徴でしたが、ノートPCは基本的に折りたたみの構造になっているのが普通だからです。そのためごく自然な形で折りたたみディスプレイが利用できることが考えれらます。
また、ノートPCは大画面であればあるほど使いやすいです。しかし、大画面になれば当然本体サイズも大きくなります。そうなると持ち運びが不便になりますが、折りたたむことができれば、本体サイズはコンパクトにしながら持ち運びしやすさを両立することができます。
この点もパソコンほど大画面である必要がないスマホとは大きく異なる点であります。
折りたたみディスプレイの大きな問題点は間違いなく”キーボード”ですが、Lenovoはすでに物理的でないソフトウェアキーボードだけを搭載したノートPCを発売してきた実績があります。
Lenovo YogaBook
Lenovoが過去に販売していたYogaBookというノートPCはキーボード部分が電子ペーパーのタッチ式となっており、通常時はソフトウェアキーボードの代わりとして、イラストなどを制作する場合はペンタブレット用ディスプレイとして動作するのが特徴でした。
実際に自分もこの製品に触れたことがありますが、キーボードは触れると振動フィードバックがあり、押した感覚はしっかりと伝わり、それなりにキーピッチもあるため思いのほか普通に使える印象でした。
こうした実績のあるLenovoは間違いなくこの製品でつちかったノウハウをThinkPad X1 Foldでも活かすことでしょう。
物理キーボードも別に用意されているため、ささっと入力したい場合はソフトウェアキー、じっくり作業したい場合は物理キーボードを利用するなど使い分けることも可能です。
ThinkPad X1 Foldは約40万円と非常に高価なので、しばらくはごく一部のユーザーのみが利用するような製品になると思いますが、コストが下がり、一般の人でも購入できるような値段になれば少しずつ折りたたみディスプレイがPCに普及していく可能性は考えられます。
2画面分離したSurface Duoとこちらの折りたたみ式のThinkPad X1 Fold、どちらのスタイルが主流になっていくかはわかりませんが、今後のノートPC界を変革するデバイスとなるかもしれません。
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