話題の超小型PC「GPD Pocket」実機レビュー!納得の品質と実用性

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巷で話題の7インチの超小型PC「GPD Pocket」に触れる機会があったので、今回はその実機レビューを行っていこうと思います。

使用感&外観レビュー

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こちらが例の7インチ小型PC「GPD Pocket」です。

スペックはCPUがAtom X7-Z8750、メモリが8GB、ストレージが128GB、ディスプレイが7インチ1920×1200と小型な割になかなか充実したスペックとなっています。

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まず気になるのがキーボード。

画面サイズが7インチということもあり、キーボードも小型でやや特殊な配列となっています。

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実際に色々入力してみたところ、意外にもキーストロークが深く、カタカタとしっかり押してる感があり、押し心地は悪くないです。

キーピッチは当然フルサイズキーよりは狭いためやや窮屈感はありますが、タッチタイピングはできないことはない感じです。どちらかというとキーピッチより特殊なキー配列のせいで入力ミスをするということの方が多そうな印象ですね。

実際に入力してみた感じだと通常のアルファベットキーやエンターキーは意外と違和感なく入力できますが、スペースキーを押す際に真ん中のトラックポインタのせいでスカっといってしまい入力ミスすることが多かったですね。自分のスペースキーの入力位置がたまたま真ん中に来てしまうせいかもしれませんが^^;

その他のキーはそもそも入力頻度が少ないためか、今回試した限りではそこまで気になることはありませんでした。

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次にトラックポインタ。

これは非常に使い勝手が悪いです^^;

これでポインタを動かすと何か「ヌルッ」とした感じで、ポインタの動きも遅いためけっこうストレスがたまります。正直画面を直接タッチして選択した方がマシだと思うくらいですね。

まあ無いよりはマシですが、ほんとにおまけ程度で本格的に使いたいなら別途マウスを使用するかタッチ操作をうまいこと駆使した方がいいかもしれません。

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ディスプレイは高精細でなかなかいい感じです。

ただ、高精細な分アイコンなどが細かすぎて見にくいため、場合によっては画面スケーリング設定を変える必要があるかもしれません。

また、基本動作はサクサクで、重めのApple公式サイトもサクサク見れたり、ちょっとした作業程度なら快適に使用できる感じで、十分実用的な性能を持っているように思いました。

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次に外観です。

こちらは閉じたときの天面ですが、何も印字がなく、非常にシンプルかつ品質の高さを感じるデザインとなっています。

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底面もネジ穴とゴム足、吸気口があるのみのシンプルデザインです。

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正面から見ると小型のMacBook Proのようなデザインとなっています。

適度な厚みとアルミの質感がかなりいい感じです。

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側面にはフルサイズUSB、イヤホンジャック、マイクロHDMI、USB-Cポートがあり、小型な割に充実したインターフェイスを備えています。

ちなみに反対側の側面には何もありません。

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サイズ感は片手で持てる大きさで、6〜7インチのタブレットを持っている感じですね。かなりコンパクトです。

一応GPD Pocketの大きさは180mm×106mmとなっていて、iPad mini 4(203.2mm×134.8mm)よりも小さいサイズとなっています。

 

総評

とりあえず今回「GPD Pocket」に実際に触れてみて思ったのは人気なのが納得なくらいうまいことまとまった製品だなということです。

性能は特別高いわけではありませんが、やろうと思えばMinecraftのような3Dゲーム程度ならできる程度のもので、たいていのことが十分に行えるスペックです。

キーボードもそれなりに使えるもので、画面も作業できないことはない7インチという画面サイズ、なおかつ片手で持てるくらいコンパクトなサイズ感、そこそこ豊富なインターフェイスにMacBookのような優れたデザイン性、そしてなにより価格が約6万円というコスパの良さ。

これらがうまいこと合わさってできたのが「GPD Pocket」なわけです。

 

ポケットに収まるような超小型PCというのは以前からありましたが、これほどまでにあらゆる要素がうまく実用的なレベルまでまとまった製品はおそらくこの製品くらいなのではないかと思いますね。これは人気が出る理由もわかります。

超小型でそこそこ使えるPCが欲しいという人には待望の製品と言えるのかもしれません。

ちなみにこの製品、元はクラウドファンディングで販売されていましたが、今では普通にAmazonなどで購入できるようになったので、欲しい人は割と簡単に手に入れることができます。

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