新型MacBook Pro 13よりMacBook 12のほうが断然オススメな理由

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10月27日(現地時間)に開催されたAppleのイベントにて、新型MacBook Pro 13インチが発表されましたが、おおよそ噂通りのスペックとなりました。

新型MacBook Pro 13は軽量化、薄型化され、新たな「Touch Bar」や「Touch ID」を搭載するなどかなり魅力的な製品のようにも思えますが、個人的には多くの人にとってはMacBook 12のほうが断然オススメなように思えました。

今回はその新型MacBook Pro 13よりMacBook 12のほうがオススメな理由について説明していこうかと思います。

スペック比較

まずは両者のスペック比較から

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※MacBook Pro 13はTouch Bar搭載モデルのものです。

両者優れているスペックは太字となっています。

 

中途半端なPro 13のスペック

スペックを見ていただきますとわかりますように新型MacBook Pro 13はMacBook 12より優れている点がとても多いです。

これぞ携帯性も優れ、性能の高いノートPCの大本命とも言えるPCなのではないか

…と言いたいところですが、実はそうも言えないのがこのPro 13の残念なところです。

 

ところで皆さんは最新のMacBook 12で一体何ができるかご存知でしょうか?

これは実際にMacBook 12を持つ自分が体感していることなのですが、けっこうなんでもできます笑

Webブラウザで10コ以上のタブを表示しながらTwitterのリアルタイム表示やWord作成、ブログ編集、画像編集なんてお手のもので、3DゲームMinecraftを全画面表示でサクサク遊べたり、2つのフルHDの動画をピクチャインピクチャで表示して、同時にリアルタイムエフェクトをかけながら遅延なく再生する、なんてことも可能です。

 

ではMacBook Pro 13では何ができるのでしょう?

それはもう上記以上のことができます笑

Webブラウザで20コ以上のタブを表示しながらWord作成、ブログ編集、画像編集、Minecraft全画面プレイ、4K動画編集などなどいろいろできるでしょう。

しかし、そもそもここまでのスペックって本当に必要でしょうか?

MacBookでも十分いろいろできるのにそれ以上の性能を求めるということは少なくともプロのクリエイターに近い作業を行うということになります。

しかし、MacBook Pro 13インチに搭載されているGPUは内蔵GPUです。MacBook Pro 15インチに搭載されている外部GPUの性能には遠く及ばないことは確かです。

仮に1つの4K動画編集はできたとしても4つの4K動画の同時編集や高負荷なエフェクト表示などはさすがに厳しいことでしょう。

 

ここで少し考えてみましょう。

果たして4K動画の編集を行うような人がMacBook Pro 13のスペックで安心できるのか、ということです。

おそらくこのような人は素直にMacBook Pro 15を買うかそれ以上のMac Proなどを購入したほうが絶対に安心して使えることだと思います。

 

以上のことから考えるにMacBook Pro 13の性能はプロ向けのスペックというわけではなく、かといって一般向けの標準スペックというわけでもない標準以上プロ未満という中途半端な立ち位置となっています。

このことからも性能面では十分なレベルに達しているMacBook 12のほうが大半の人にとっておすすめといえるでしょう。

 

MacBook 12より重く、大きく、高い

スペック比較を見てみますとわかりますようにMacBook Pro 13はMacBook 12より重く、大きく、高いです。

これは当然といえば当然なのですが、なかなか致命的な違いであるように思います。

そもそも新型MacBook Pro 13を買う人はどちらかと言うと携帯性重視な人だと思いますが、携帯性という意味ではMacBook 12のほうが圧倒的に優れています。サイズは従来よりコンパクトになったとは言え、MacBook 12のコンパクトさにはおよばず、重さもPro 13が1.37kgに対し、MacBook 12が0.92kgと大きく差が開いています。

また、地味に大きな欠点としてACアダプタがでかいという点のもあります。MacBook 12は29W ACアダプタでiPad用ACアダプタより少し大きい程度のコンパクトサイズとなっていますが、MacBook Pro 13は61W ACアダプタとなっており、MacBook 12の29W ACアダプタどころかMacBook Airの45W ACアダプタよりも大きく、従来のPro 13の60W ACアダプタ並かそれより若干大きいサイズとなることが考えられます。これはよくACアダプタを持ち運ぶユーザーにとっては地味に負担になるもので、せっかくPCがコンパクトでもACアダプタでトータルの重量は重くなってしまうことになります。

ちなみにMacBook Pro Retina 13の60W ACアダプタはMacBook 12の29W ACアダプタの約2倍もの重さとなっています。

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そして価格はPro 13(Touch Barモデル)が178,800円〜ですが、MacBook 12は値下げされ128,800円〜になり、その差は5万円となっています(ちなみにMacBook Air 13は98,800円〜)。

 

新型MacBook Pro 13を購入する際に考えるべきは

MacBook 12でも十分なスペックなのにわざわざ大きく重く、使うかどうかもわからないスペックのMacBook Pro 13に+5万円を払えるかどうか

ということです。

 

以上のことからも大半の人にとってはMacBook 12で十分なスペックであり、おすすめできる製品であることでしょう。

 

 

…と散々に批判してしまったMacBook Pro 13ですが、新たな機能として「Touch Bar」や「Touch ID」があり、Thunderbolt 3×4の優れた拡張性、高音質化したステレオスピーカー、広色域のRetinaディスプレイ、第2世代バタフライメカニズムキーボード搭載など魅力的な点も多いのも事実です。

正直言ってお金に余裕がある人なら買っても損はしないPCにはなるとは思います。自分も余裕があれば欲しいですし笑

そういった機能性に魅力を感じた人、また性能がPro 13がベストだという人にはおすすめできるPCであることは確かでしょう。

 

なかなか最適な性能の判断は難しいと思いますが、普段自分がどのようなことにPCを使うのか、今のPCの性能に不満はないかどうかということなどを確かめてみると自ずと自分に最適な性能というのも絞られてくると思います。

大事なことは自分に最適なPCを選ぶということです。

単純に目新しさにつられず冷静に考えてから購入することが重要となるでしょう。

 

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