ars technicaはMacBook 12インチ 2016年モデルのCPU、GPU、SSD、バッテリー性能などを比較したベンチマーク結果を公開しました。
ベンチマーク比較結果
ars technicaが公開したベンチマーク比較結果がこちら
CPU性能
Cinebench R15 CPU
GeekBench 3 マルチコア
両方のベンチマーク結果を見る限り、新型MacBook Core m5モデルのCPU性能は前モデルのCore M-5Y51モデルより約10%の性能向上にとどまっているようです。
GeekBenchでは意外にもCore i5を搭載する2015年MacBook Airを超えるスコアとなっており、CPU性能に関しては十分実用性のあるスコアだと思われます。
GPU性能
Cinebench R15 GPU
GFXBench GL:OFFScreen 1080p
GPU性能のベンチマーク結果は、新型MacBookは前モデルよりCinebenchでは約10%向上、GFXBenchでは約40%向上と大きく分かれる結果となりました。
しかし、両方のスコアを見る限り、2014年MacBook Airと同等のGPU性能と言えそうです。こちらも十分実用性なスコアでしょう。
気になるのは同じGPUのIntel Graphics HD 515を搭載するZenBook UX305Cよりスコアが低い点です。こちらのPCも12インチMacBookと同じファンレスなので、一体何がこの差を生んでしまったのか疑問です。
SSD性能
512GBモデルのSSD性能は前モデルより読み込み速度は約1.4倍、書き込み速度は約2倍とかなり高速になっているようです。
2015年MacBook Proには書き込み速度では勝っており、読み込み速度も十分速いことがわかります。
ただ、256GBモデルの場合は読み込み速度は約1.2倍、書き込み速度は約1.9倍と512GBモデルよりは少し劣ります(それでも十分高速ですが)
バッテリー性能
Wi-Fiブラウジングによるバッテリー性能のテストでは、新型MacBookは前モデルより35分長い11.5時間という結果となりました。
公称値は10時間ですが、今回のテストでは公称値をさらに1時間半超えるという素晴らしい結果となっています。
この結果はSurfaceシリーズを大きく超えるもので、非常に優れたバッテリー持ちを実現していると言えそうです。
まとめ
MacBook 12インチ 2016年モデルはCPU・GPU性能は十分実用的で、SSD性能はかなり高速、バッテリー持ちはかなり良いと言えそうです。
欲を言うならGPU性能をもう少し上げてほしかった所ですが、その分バッテリー持ちが良くなっていると考えればこれでも十分でしょう。
これらの結果から考えると、高負荷な動画編集、高画質なゲームなどはやや厳しいと思いますが、たいていの画像編集や普通の動画編集、Minecraftなどの3Dゲームくらいでしたら十分快適にできることでしょう。
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