「背面にくっついて充電」ができるAnkerのモバイルバッテリーに感じる可能性

モバイルバッテリーメーカーとして定評のあるAnkerよりiPhone 12シリーズ向けに新たなモバイルバッテリー「Anker PowerCore Magnetic 5000」を発表しました。

背面にくっついて充電できる

このモバイルバッテリーはiPhone 12シリーズに搭載されているMagSafeを利用して、背面に磁石でくっついたまま充電ができるモバイルバッテリーとなっています。

容量は5000mAhで各iPhoneへの満充電回数は1回未満とのこと。

約16mmというモバイルバッテリーとしては比較的薄型で、丸みを帯びた形状で握りやすい設計となっているようです。

これをつけることで、ホールドしやすい持ち方ができるとしたら、かえって操作性が上がりそうですね。

MagSafe対応のケースをつけたままの充電にも対応しており、いちいちケースを外すことなく、そのまま利用することもできます。

Ankerならでは温度管理、過充電保護、異物検知など安全性に配慮した設計も素晴らしいです。

こちらのUSB-Cポートは入力/出力ともに対応しており、ワイヤレスだけでなくUSB-C経由でも充電が可能な模様。

その他主なスペックが以下の通りです

まさかモバイルバッテリーがスマホの背面にくっついて充電できる時代が来るとは思いませんでしたが、今回のこのAnkerの製品には可能性を感じざるを得ません。

このモバイルバッテリーの可能性とは、まず一つがケーブルレスでスマホのバッテリー駆動時間を伸ばすことができることです。

今まではケーブルに挿して充電するのが当たり前でしたが、モバイルバッテリーからケーブルがスマホに繋がっている様子は見た目的にもあまりスマートではありませんし、ケーブルが引っかかってスマホを落としてしまう可能性もあります。

このモバイルバッテリーであれば、ケーブルなしで背面にくっついて充電するためそうした問題もなく、そのままスマホを使うことが可能です。

もう一つがモバイルバッテリーの形状によっては持ちやすさが向上し、操作性が高まる可能性があるということです。

このモバイルバッテリーは丸みを帯びた形状をしているためその部分をつかむことで、ただiPhoneを握るよりも持ちやすくなり、操作性が増す可能性があります。

今回の製品で実際に操作性が良くなるのかは使ってみないとわからないところですが、スマホリングのように指を引っ掛ける形状のものが登場すれば、バッテリー駆動時間を伸ばしつつ持ちやすくもなるということが可能になるかもしれません。

また、磁石で簡単につけたり外したりできるため、同じようなモバイルバッテリーを複数持っていれば、持っている分だけバッテリー駆動時間を伸ばすことができます。

これまでも同様のことはできたと思いますが、ケーブルをつけたり外したりする手間がない分、こちらの方が圧倒的に簡単に充電することができます。

今までにない製品ながらも使い勝手はこれまでのものより良さそうであるためとても気になる製品ですね。

今後の展開も気になるところです。

Anker