4インチiPhone SE(第1世代)から5.4インチiPhone 12 miniに買い替えて2週間が経ちました。
今回は実際に2週間使ってみて思ったことを4インチiPhone SEユーザー目線でまとめてみました。
両モデルは5世代分の差
iPhone SE(第1世代)は2016年3月に発売されたモデルでスペック的には2015年9月発売のiPhone 6sに相当します。iPhone 12 miniが2020年10月発表なので、実に5世代分の差があるモデル比較ということになります。
そんなiPhone SEをiPhone 12 mini購入前まで使っていたのですから我ながらなかなか長く使ったのではと思いますね。
5世代も差があると違う部分も多々あり、実際に使ってみてもその差を実感する場面も多いです。
画面がかなり大きく感じる
まず思ったのが画面サイズの大きさの違い。
見ての通りiPhone 12 miniの方が前面いっぱいに画面が広がっているので画面サイズは4インチiPhone SEよりも圧倒的に大きいです。
iPhone 12 “mini(ミニ)”なんて名前がついていますが、4インチiPhoneに慣れた人間からするとビックサイズです笑
もちろん4.7インチのiPhone 6〜8/SE2よりも大きいです。
この画面サイズで不満を持つ人がいるのかと思うくらいですね。自分はむしろもう少し小さくてもいいくらいです。
操作性はSEの方が良いが使い方次第
片手での操作性はやはり小型なiPhone SEの方が良いです。
何もすることなく端から端まで届くというのはやはり便利です。
ただ、iPhone 12 miniでも片手操作はできないわけではなく、「簡易アクセス」などの機能を駆使すればiPhone SEよりも操作しやすい場面が多くあります。
工夫次第でSEの操作性も上回る可能性があるので、そうした意味ではiPhone 12 miniの画面サイズでも全然良いとは思います。
バッテリーは超長持ち
iPhone 12 miniはiPhone 12シリーズでは最も短いバッテリー持ちとなっていますが、めちゃくちゃ長持ちする印象です。
発表当時史上最大だったiPhone SEのバッテリー持ちを大きく上回っており、体感2倍は長持ちする印象です。iPhone SEでも十分長持ちで特に不満はなく使っていましたが、それよりはるかに長持ちするので十分すぎるくらいです。
2日間充電なしで普通に使用できたときは驚きでした。
カメラ画質がめちゃくちゃ良い
iPhone 12 miniで撮影
iPhone 12 miniのカメラはSEと比較すると比べ物にならないほどに画質が良いです。
iPhone SEで撮影
同じ状況でiPhone SEで撮影した写真と比較してみますと、まるで明るさが全然違いますね。
iPhone 12 miniの方が透明感があり、とても美味しそうに見えます。
ただ、iPhone SEでも単体で見れば決して悪くはない画質だと思います(当時はスマホカメラとしては最高クラスの画質でした)
カメラ画質は5世代差があるだけあって大幅に進歩している印象です。
CPUスペックは圧倒的
iPhone 12 miniではA14チップが搭載されており、iPhone SEのA9チップから5回のアップデートが行われています。
iPhoneに搭載されるチップは毎年著しく性能が向上しており、5世代も差があるとその性能差も圧巻です。
例えば、スマホゲームとしては高画質な「sky 星を紡ぐ子どもたち」をプレイしてみたところ、iPhone SEでは最低画質でやっと動作するのに対し、iPhone 12 miniでは最高画質設定でもサクサク動きます。ゲームプレイ時の電池持ちもSEより全然良いです。
また、アプリによってはSEではカクカクするような場面でも12 miniでは常にサクサク動作していました。
全体的な動作は明らかに早くなっている印象です。
スピーカー音質も別物
内蔵スピーカーの音質も大幅に向上しています。
iPhone SEでは片側のみのモノラルスピーカーですが、iPhone 12 miniでは左右から聞こえるステレオスピーカーとなっています。この違いがかなり大きく、音の臨場感がまるで別物です。
iPhone SEでもそれなりに良い音がなり、音の傾向として似ていますが、iPhone 12 miniはより臨場感が大きく、低音もはっきり聞こえるようになった感じです。ただ、音量最大で再生するとわずかに箱鳴りのような響きが確認されました。本体の軽さゆえの弊害でしょうか。ただそれほど気になるほどでもありません。
ディスプレイ画質は問題あり(一部機種)
問題点として一部iPhone 12の画質は他のiPhoneよりも緑がかっていることが確認されています。
自分もiPhone 12 miniも他のiPhoneやiPadなどと比較して明らかに緑がかっており、入手した当初から気になっていました。ただ、報告されているものほど極端に緑がかっているわけではないので日常使用には問題なく、単体で見る分には十分高画質です。
個人的に店頭実機にて確認した限りだと、iPhone 12 miniが緑がかっているものが多い印象でした。全部が緑がかっているというわけではなく、問題のないものもいくつかありました。
おそらくは初期ロットによくある調整不良などの問題で時間が経てば製造品質も安定してくるものと思われます。なお、情報ではソフトウェアアップデートで修正可能であると言われています。
総評
画質の問題は気になるものの、小型スマホとしては間違いなく最高峰と言えそうです。
少なくともバッテリー、CPU、カメラ、スピーカーなどに関しては十分すぎるほどに高性能です。
5.4インチというディスプレイサイズも全く小さいとは思わず、むしろ自分にとっては大きすぎるくらいです。操作性を考えるともっと小さくても良いくらいですが、「簡易アクセス」機能など駆使すれば片手操作は問題なくできるのでまあ満足です。
現状小型スマホと言えるサイズのものはRakuten miniとiPhone 12 miniくらいで、スペックを考えれば実質iPhone 12 miniしか選択肢はないものと思われます。
片手操作性を重視する人にとっては「これを待ってた」と言える製品なのではと思いますね。
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