エンジニアのpikeralpha氏からの情報として、「macOS Sierra 10.12.4 beta」のコード内にMacBook Pro 2017年モデルに搭載されるものと思われるIntelのKaby Lake世代(第7世代)CPUに関する記述が見つかったことが判明しました。
現行モデルより動作周波数が約0.2GHz分向上
現行モデルのCPU(左側)と今回判明したCPU(右側)を比較したものがこちらです。
MacBook Pro 13インチ TouchBarなし
- Core i5-6360U 2.0GHz(TB時3.1GHz) → Core i5 7260U 2.2GHz(TB時3.4GHz)
- Core i7-6660U 2.4GHz(TB時3.4GHz) → Core i5 7660U 2.5GHz(TB時4.0GHz)
MacBook Pro 13インチ Touch Barあり
- Core i5-6267U 2.9GHz(TB時3.3GHz) → Core i5 7267U 3.1GHz(TB時3.5GHz)
- Core i5-6287U 3.1GHz(TB時3.5GHz) → Core i5 7287U 3.3GHz(TB時3.7GHz)
- Core i7-6567U 3.3GHz(TB時3.6GHz) → Core i7 7567U 3.5GHz(TB時4.0GHz)
MacBook Pro 15インチ
- Core i7-6700HQ 2.6GHz(TB時3.5GHz) → Core i7 7700HQ 2.8GHz(TB時3.8GHz)
- Core i7-6820HQ 2.7GHz(TB時3.6GHz) → Core i7 7820HQ 2.9GHz(TB時3.9GHz)
- Core i7-6920HQ 2.9GHz(TB時3.8GHz) → Core i7 7920HQ 3.1GHz(TB時4.1GHz)
判明したCPUの動作周波数を見てみますと、どのCPUも現行モデルより約0.2GHz分向上していることがわかります。
ここから単純にどれくらい性能向上するのかは測ることは難しいですが、以前にIntelより公開されたKaby Lake世代CPUの情報によりますと、約10%〜20%の性能向上が期待できるとのことです。
Kaby Lake世代CPU・GPU設計はSkylakeからほぼ変化なし!?唯一の改良もビデオ再生機能のみ
Intelは先月、第7世代Coreプロセッサとなる「Kaby Lake」を発表しましたが、第6世代のSkylakeから動作クロックを上げた程度のマイナーアップデートのようなものに留まることが判明しました。
Kaby Lake世代のCPUは現行のSkylake世代のマイナーアップデート程度の留まる見込みで大きな性能向上は期待できないものと思われます。
もしMacBook Proへの買い替えを検討しているのならばわざわざKaby Lakeの登場まで待つ必要性はあまりなく、現行モデルでも十分だと思われます。
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