Geekbench BrowserにてApple M1チップ搭載のMacBook Airと思われるスコアが公開されました。
“過去全て”のMacをはるかに越えたシングルコア性能
公開されたApple M1チップ搭載のMacBook AirのGeekbench 5のスコアがこちら
見てみますとシングルコアは1687、マルチコアは7433となっています。
スペック詳細を見る限り、Apple Silicon/8コア/8GBの記載があり、L1 Instruction Cache 128KB、L1 Data Chache 64KB、L2 Cache 4MBなどもApple M1チップのHigh efficiency Coreのキャッシュと一致していることからApple M1チップ搭載の新型MacBook Airのものである可能性は高いと思われます。
今回のベンチマークはGeekbench 5.3.0verのものとなっており、このバージョンではAppleシリコンのネイティブ動作に対応していることから、このスコアはApple M1チップのフルパフォーマンス時のスコアとなります。
シングルコア比較
シングルコアの1687というスコアは驚くことに「過去全て」のMacを遥かに凌駕するスコアです。
実際にGeekbench Browserで公開されているMacのシングルコアのスコアランキングがこちら
見てみますと、現状のMac製品で最もシングルコア性能の高いiMac 27インチ Core i9 2020年モデルの1252というスコアを約1.35倍引き離したスコアとなっています。
マルチコア比較
マルチコアの場合のスコアも見てみます。
Apple M1チップ搭載MacBook Airのマルチコア性能は7433なのでこの中で言うと、MacBook Pro 16インチ最上位Core i9越え、新型Mac Pro 2019年モデルよりやや低い程度です。
忘れてはいけないのは測定しているのはMacBook Airでしかもファンレス駆動のモデルだということです。それが大型ファンや大型ヒートシンクを搭載した大型デスクトップに匹敵するスコアを実現しているのです。
意味がわかりませんね。
どうやらAppleが述べていた「世界で一番速いCPUコア」という表現は決して誇張ではなく、少なくとも今回のベンチマークを見る限りかなり現実味のある表現だったのだと思いますね。
そんなCPUがMacBook Airのような薄型・軽量の筐体に収まっていて、バッテリー効率もはるかに良くて、しかもファンなしで動作するという….もう革命的すぎて理解不能です笑
このスコアが事実ならAppleがPC界の覇権を握ることは時間の問題かもしれませんね。
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