MacBook Pro 13 2018実機レビュー!キーボードの静音性は良くなった?

MacBook Pro 2018 Review-1

Apple StoreにてMacBook Pro 13インチ2018年モデルに触れることができたので、今回は改善されたというキーボード周りを中心としたレビューをまとめてみました。

キーボードの静音性は良くなった?

MacBook Pro 2018 Review-2

突如発表されたMacBook Pro 2018年モデルですが、すでにApple Storeには店頭に置かれていました。

2018年モデルは外見上の変化はなく、内部のCPUなどがアップデートされたマイナーアップデートモデルですが、注目されているのがキーボードの静音性の向上です。

MacBook 2015年モデル以降に搭載されているApple独自開発のバタフライキーボードは、ホコリなどが入るとキーが効かなくなりやすかったり、打鍵音がうるさかったりなどの問題を多く抱えており、訴訟が起こされる事態にまで発展したこともあります。

そんなこともあってか、2018年モデルではシリコンカバーに覆われた第3世代バタフライキーボードにアップデートされており、公式サイトによれば静音性が向上したとのこと。なお、この仕様変更によってホコリが入りにくくなったということは公式には述べられていませんが、以前に同技術のためにAppleが取得した特許によれば”汚染物質の侵入を防止/軽減する技術”と述べられているため、少なからずホコリの侵入を軽減する効果は期待できるものと思われます。

ちなみにキーボードの構造自体は第2世代と変わっておらず、シリコンカバーに包まれただけのようです。

MacBook Pro 2018 Review-4

ということで、キーボードの静音性のチェックです。

実際に強めにタイピングしてみたところ、「カタカタ」と言った感じで確かに静かなタイピング音のように思います。

2016年Proモデルの叩くたびに「バチンバチン」と鳴る騒音キーボードよりかはだいぶ静かなタイピング音です。

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ただ、2016年Proモデルのあと改善された2017年Proモデルのキーボードを触ったときの打鍵音に近い感じで、少なくともうるさい店内では2017年モデルよりどう静かになったのかはよくわかりませんでした。

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評判がイマイチなタッチバーも継続して採用されています。

地味な改善点として音量や光量の調節が上記の状態からフリック操作でできるようになり、これまで一度上記ボタンをタッチしてから調節するという2段階の手間がかかっていたのが1段階ですぐ調節できるように改善されました(いままでのキーボードなら当たり前にできていたことですが^^;)

※7/30追記

コメントからのご指摘より音量・光量のフリック操作での調節は2016年モデル以降でも可能とのことで、改善されたというのは誤りでした。失礼しましたm(_ _)m

 

また、内部のチップはT1からT2チップにアップデートされ、従来のタッチバーやタッチID、セキュリティ関係の制御に加え、システム関連やオーディオ、SSDコントローラー制御なども行えるようになり、CPUへの負担がより少なくすむように改善されています。

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13インチモデルではCPUは従来の2コアから4コアに改善され、公式いわく性能が従来モデル比で2倍になったとのこと。

試しに比較的重めなApple公式サイトを閲覧してみたり、iMovieで動画編集画面を開いて色々操作してみましたが、確かにスムーズに動作するように思いました。ただ、従来モデルでも十分スムーズだったので、今回触れた限りでは性能向上はいまいち体感できませんでした。

また、ディスプレイもTrueToneディスプレイになり、使う場所の照明の色合いに応じて、画面の色合いも変わる仕様に変更されましたが、店頭での操作だったので、当然ですが色合いの変化は体感できませんでした。ちなみにですが、TrueToneディスプレイ対応のiPad Proを使用している限りだと、違和感なく色を調節してくれるので、あるとどこでも画面が見やすくなる地味に便利な機能だと思います。

 

総評

MacBook Pro 2018年モデルは色々改善されているようですが、今回触れてみた限りだと大幅な性能の向上は体感できるものではなく、ほんとに内部スペックが向上しただけのマイナーアップデートだと感じられました。

便利になったところはキーボードにホコリが侵入しにくい構造になったところとTrueToneディスプレイ対応になった点ですかね。

キーボードの静音性も2016年モデルよりは確実に改善されているものの、2017年モデルからは特に大きな変化は感じられませんでした。

 

まあ2018年モデルの大きな問題はむしろ”価格”でタッチバー搭載の13インチモデルですら198,800円(税別)〜と異常なまでに高価格設定となっています。

マイナーアップデートにここまで予算を出すことはできる人はそうそういないので、2018年MacBook Proは本当に”プロ向け”の製品と言えるのかもしれません。

普通の用途で使う人は型落ちした2017年モデルを買うか、今年後半の発売が噂されている低価格な新型MacBookを待ったほうがいいでしょう。

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コメント

  1. zuxikku より:

    こんにちは。余計なお世話かもしれませんが、
    地味な改善点として音量や光量の調節が上記の状態からフリック操作でできるようになり、これまで一度上記ボタンをタッチしてから調節するという2段階の手間がかかっていたのが1段階ですぐ調節できるように改善されました
    については2016年モデルも出た当初からそのように操作できていました。

    • smco より:

      zuxikkuさん

      2016年モデルでも可能だったんですね^^;
      一応記事投稿前に軽く調べて確認したつもりでしたが、自分の調査不足だったようです。

      お詫びに記事内容の該当箇所を修正させていただきました。

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