CodeWeaversの開発者ブログによりますと、同社が開発する「CrossOver」というアプリ経由でWindowsのゲームがそれなりに快適に動作することを確認したことを報告しています。
制約が多い中でそれなりに動くことに驚き
実際にM1チップ搭載MacBook Airで「CrossOver」アプリ経由でWindowsの「Team Fortress2」というゲームが動作している様子がこちら
見てみますとカクつく場面こそあれど普通にプレイできている様子がわかります。
驚きなのが、このアプリはまだM1チップにネイティブ対応していないRosetta 2バイナリ変換経由で、その状態でWindowsの32ビットバイナリ変換、WineベースのCrossOver経由で32ビットから64ビットへの変換が行われているということです。
さらっと言っていますが、一つの過程を行うだけでも相当なパフォーマンスが費やされます。実際にRosetta 2のバイナリ変換だけでも約30%性能低下することが確認されています。
しかもこれを動かしているのはM1チップ搭載MacBook Airの最低スペックであるGPU 7コアモデルであるとのこと…
この制約の中Windowsゲームを動かすM1チップの性能は一体どれだけパフォーマンスが高いんだという話です。
CrossOverアプリもM1向けにまだ開発途中
開発者ブログにてこの結果についてとても素晴らしいと賞賛しており、まだやるべきことがいつくかあるともしています。
CrossOverというアプリ自体もまだM1チップにネイティブ対応していないので、もしこれがネイティブ対応になったとすれば、少なくとも今の状態からさらに約30%ほどパフォーマンス改善が期待できます。
Windowsゲームやアプリがサクサク動くことになればM1チップ搭載Macは本当に敵なしになるかもしれません。
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