eGPU.ioフォーラムにてApple M1チップを搭載したMac miniの分解画像が公開されました。
分解画像
Mac miniの下側のカバーを外すと、内部にアクセスできるのは従来と同様ですが、内部のロジックボードなどのスペースが大幅に変更されています。
ファンを外すと、上記画像のMac mini右側部分には何もなく、かなりスペースが空いていることがわかります。
ロジックボードは iPhone 12 miniが約2つ分の大きさしかなく、相当コンパクトなサイズとなっています。
Apple M1チップは右側にメモリが配置され、CPUやGPUなどが統合された部分にはヒートスプレッタで覆われています。
ヒートシンクはIntelモデルとは異なり、CPUの直上にブロック状のヒートシンクが配置されています。
また、電源に関しては前モデルと同じ150W出力の大型なものだったとのことです。
まだまだ小型化の余地はかなりある
今回の分解画像を見る限り、M1チップ搭載Mac miniは内部スペースに大幅な空きがあり、小型化の余地はかなりあるように思えます。
消費電力のわりに大型な内部電源や発熱のわりに大型すぎるファン、ヒートシンクなど、従来のIntelモデルの構造をそのまま流用しているためM1チップには過剰すぎるほど大きなパーツが詰め込まれています。
これらの部品を全てM1チップに最適化すれば、かなりの小型化が可能でしょう。もしくは同じスペースならばさらに大きな性能を発揮するチップも搭載可能だと思われます。
Mac miniに限らず、MacBook AirやMacBook Proも前モデルの構造をほぼそのまま流用しているので、ハードウェア的にはまだまだ進化する余地があるように思えます。
Appleシリコンもまだ発売初期であるため、熱設計的にゆとりのあるIntelモデルの筐体を流用して様子を見ているのでしょう。
M1チップは相当な性能であることが多くのメディアで確認されているため、今後のラインナップにどう変化があるかに期待ですね。
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