PhoneArenaによりますと、5.8インチのiPhone Xは5.5インチのiPhone 8 Plusよりも「画面が小さい」ことが判明しました。
インチ数は画面の大きさを表すものではない
iPhone Xは5.8インチなのに5.5インチのiPhone 8 Plusよりも小さいってどういうこと?と思うかもしれませんが、実はインチの数自体は画面の大きさを表すものではないのです。
画面のインチ数はあくまで対角線上の斜めの長さを表したもので、画面の縦横の比であるアスペクト比が深く関係しているのです。
iPhone Xのアスペクト比:19.5:9
iPhone 8 Plusのアスペクト比:16:9
なのでiPhone Xの方が縦長な分、画面の大きさの割にインチ数が大きくなってしまっているのです。
また、iPhone Xの解像度は1125×2436ピクセルですが、これは3倍スケーリングされたもので実際の表示領域は375×812ポイントとなっています。
これをiPhone 8 Plusと比較すると、
iPhone X:1125×2436ピクセル=375×812ポイント(3倍)
iPhone 8 Plus:1242 x 2208ピクセル = 414 x 736ポイント(3倍)
となっており、そのピクセル数合計を比較すると
iPhone X:375×812=304,500ポイント
iPhone 8 Plus:414×736=304,704ポイント
と若干ながらもiPhone 8 Plusのほうが多くなっています。
さらにiPhone Xは上部の切り抜きもあるので、その分を引くと
iPhone Xの合計表示領域:296,724ポイント
になるとのこと。
実際にiPhone X/8 Plusの画面を重ねて比較した図が以下の通りです。
確かにiPhone Xは縦に長いものの、iPhone 8 Plusより横が短く、画面も小さい気がしますね。
iPhone Xの画面サイズは5.8インチで、数値上はiPhone 8 Plusの5.5インチよりも大きいですが、厳密にはiPhone 8 Plusよりも小さいようです。
スペック上の数値だけでは分からない顕著な例ですね。5.5インチのiPhoneユーザーはiPhone Xを購入すれば画面がより大きくなるというわけではないのでご注意を。
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