先日公開した記事の続きとなりますが、同じくiPhone 8の画面サイズと解像度などに関するリーク情報から前回同様いろいろと面白いことが判明したので、詳細について解説していこうと思います。
前回の記事はこちら
iPhone 8は3倍Retina採用か
先日リークされたiPhone 8の画面サイズ、解像度に関する情報が上画像の通りです。
この画像からわかる情報とiPhone 7、7 Plusの情報をまとめますと
- iPhone 8 画面全体:5.8インチ、2800×1242ピクセル
- iPhone 8 アプリ表示領域:5.15インチ、2436×1125ピクセル
- iPhone 7 Plus:5.5インチ、1920×1080ピクセル
- iPhone 7:4.7インチ、1334×750ピクセル
となります。
iPhone 7はもともと2倍にスケーリングされたRetinaディスプレイ(1334×750ピクセル)を採用していますので、実際には半分の667×375ピクセル分の解像度と同じ表示領域となっています。
これに対し、iPhone 8のアプリ領域は2436×1125ピクセルとかなり大きいピクセル数となっていますが、これが仮に3倍スケーリングされていると仮定すると実際の表示領域は812×375ピクセルと横ピクセルが見事にiPhone 7の表示領域と一致します。
まとめますと以下の表のようになります。
これらのことからiPhone 8は3倍スケーリングのRetinaディスプレイを採用し、iPhone 7より少し縦長の表示領域となるということが予想できます。
iPhone 7 Plusのアプリにも対応?
先ほどはiPhone 8のアプリ領域とiPhone 7の比較でしたが、実はiPhone 8の画面全体とiPhone 7 Plusの内部処理されている解像度を比較した場合にも横ピクセルが一致していることも判明しました。
その詳細についてまとめたのがこちら
iPhone 7 Plusの解像度は1920×1080ですが、実は内部では2208×1242ピクセルとして処理されており、その後ダウンスケーリングして1920×1080で表示されています。
なぜこのような仕様になっているのかは不明ですが、このiPhone 7 Plusの内部処理ピクセル数とiPhone 8の画面全体のピクセル数が一致していることは単なる偶然ではないでしょう。
先ほどの表ではiPhone 8のアプリ領域はiPhone 7からそのまま縦長にしたものとなっていますが、もしかするとiPhone 7 PlusサイズのアプリもiPhone 8で動かすことができるように設計されている可能性が考えられますね。
実際、iPhone 8の画面全体とアプリ領域の間には横幅117ピクセル分の謎の空間があり、Appleがこの空間をどう活用するつもりなのか非常に気になるところではあります。
もしかすると上記のようにiPhone 7 Plusサイズのアプリを動かすことを想定しており、iPhone 8向けアプリとiPhone 7 Plus向けアプリを使い分けるスタイルにするつもりなのかもしれませんね。
いずれにせよこのリーク情報が本当ならば、iPhone 8は相当変わった設計となることになりますね。
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