先日のリーク情報で2018年に発売されるという6.5インチのiPhoneの解像度が1242×2688ピクセルになるという情報がありましたが、これまでの情報と個人的な計算結果よりこの解像度でほぼ確定とも言える結果になりました。
1242×2688でほぼ確定な理由
そもそも今年後半発売される新型iPhoneは全てiPhone Xのようなデザインになり、5.8インチ、6.1インチ、6.5インチの3モデルが登場するというのが主流の情報です。
これはAppleが4月から登録される新アプリに対し、iPhone Xの縦長画面対応を義務化したことからもその可能性が非常に高いことがわかります。
この中でも6.5インチモデルは5.5インチのiPhone 8 Plusのサイズ感をそのままに画面だけ縦に伸ばしたモデルになると言われており、いわばiPhone X Plusのような位置付けとなっています。
そのため今回はこのような前提条件の元に上記解像度について考えています。
アスペクト比がiPhone Xに近い
6.5インチiPhoneはiPhone Xのように縦長になるということから当然アスペクト比(画面の縦横比)もiPhone Xに近くなることが考えられます。
実際に上記解像度から計算してみたところ
iPhone Xのアスペクト比 19.488:9
6.5インチiPhone(1242×2688)のアスペクト比 19.478:9
となり、現行モデルのアスペクト比にかなり近い結果となっていることが判明しました。
横の解像度がPlusモデルの内部解像度と一致
これがほぼ確定的な理由の一つなのですが、横の解像度がPlusモデルの内部の横解像度と一致しているのです。
具体的にどういうことかと言いますと、
Plusモデルの解像度は1080×1920ピクセルですが、
実際に内部では1242×2208ピクセルとして処理されているのです(Plusの名称がついたiPhoneをお持ちの方はスクショした画像のピクセル数を確認してみるとわかります)
詳しいことは割愛しますが、これは上記の1242×2688ピクセルと横解像度が一致しています。
3で割り切れる
もう一つ確定的な理由として3で割り切れるということがあります。
なぜ3で割り切れることが確定的なのかと言いますと、iPhone 6 Plus以降の5.5インチモデルでは3倍スケーリングが採用されており、画像などが通常の3倍細かく表示されるように設計されているのです(ちなみに4.7インチ以下のモデルは2倍スケーリング)
そのためには当然解像度も3倍細かい必要がありますが、これがきれいに表示されるためには3で割り切れる必要があるのです(だから実はPlusモデルはきれいに3倍スケーリングされておらず、内部で3倍された後、0.87倍にダウンスケーリングされて表示されています)
実際に上記解像度を3で割ってみますと
(1242×2688)/3=414×896
となりきれいに3で割り切れることがわかります。
ちなみに先ほどのアスペクト比がiPhone Xが19.488:9と6.5インチiPhoneが19.478:9で若干ずれていたのはこの3倍スケーリングに解像度を合わせるためのものだと考えられます。
以上のことから2018年の6.5インチiPhoneの解像度は1242×2688ピクセルで確定的であると言えます。
これがわかることで6.5インチiPhoneは高精細になるということだけでなく、もう一つ良いことが判明します。それは現行のPlusモデル向けに作られたアプリがそのまま流用でき、3倍スケーリングがフルに活かせるということです。
なぜならPlusモデル向けアプリは3倍スケーリングの1242×2208ピクセルで作成されているので、その横解像度がピッタリ一致する6.5インチiPhoneはそれをそのままの解像度できれいに表示可能です。これはアプリ製作者側にとってもうれしいことで、手間のかかる解像度を合わせる作業が一つ減ることになります。
これは非常に細かいことながらも、きれいな3倍スケーリングで見やすくなり、いち早く縦長表示に対応しやすくなるなど地味にメリットが多いことなのではないかと思いますね。
以上、6.5インチiPhone解像度の検証結果でした。
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