X線画像で比較するiPhone X/8の内部構造の違い

iPhone X Teardown-1

ifixitよりiPhone X/8のX線画像が公開されましたので、今回はその画像を元に内部構造の比較を行ってみました。

iPhone Xは従来より大幅に内部構造が変更へ

公開されたX線画像がこちら

iPhone 8 Teardown-1

iPhone 8のX線画像

iPhone X Teardown-1

iPhone XのX線画像

見ての通り大幅に内部構造が違います。

それぞれの主な部品をおおまかに解説したのが以下の通りです。

iPhone 8 Teardown-2

iPhone 8のX線画像

iPhone X Teardown-2

iPhone XのX線画像

まず見て分かるのが、iPhone Xのバッテリーが2セルでL字型に配置され、より大きくなっている点です。バッテリー容量はiPhone 8が1821mAhなのに対し、iPhone Xは2716mAhと約1000mAhもの大幅な容量増加となっています。

iPhone Xのロジックボードは逆にコンパクトになり、従来のiPhoneでは縦長だったロジックボードよりも縦が短くなっています。その分バッテリー容量を増やすことができた感じですね。なお、このロジックボードは2枚重ねの構造となっているようです。

また、iPhone Xの上部スピーカーは従来より大幅に大きくなっており、底面スピーカー並の大きさになっていることがわかります。これによりiPhone Xの音質はさらに向上していることが期待できそうです。

この他Lightning端子部分がより頑丈になっているなどの細かい変更点もあるようです。

 

ホームボタン廃止とベゼルレスディスプレイにより外観が大きく変更されたiPhone Xですが、内部構造も大きく変更されているようです。特にバッテリー容量の大幅な増加や上部スピーカーの大型化はうれしい変更点ですね。

こうしてみるとiPhoneの内部構造の進化も凄まじいものです。新たにロジックボード2枚重ねでスペース縮小が可能になったことで、今後さらなる小型化、バッテリー容量の増加などが期待できそうですね。

将来的にiPhoneも物理的にSIMカードを入れ替える必要がなくなるeSIMを採用するとの噂もありますので、まだまだロジックボード縮小の余地はありそうです。

将来的にiPhoneはeSIM採用でさらなる回路の省スペース化実現か?
Apple製品のリーク情報に定評のあるBenjamin Geskin氏によりますと、AppleはiPhoneにeSIMを採用することを検討しているとのことです。

 

参考:ifixit

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