2018年11月23日のブラックフライデーのセールで購入した「Luna Display」が先日やっと届きました。
「Luna Display」は専用アクセサリで物理的にMacと接続し、iPadをほぼ遅延なしの無線ディスプレイ化する製品となっており、発表直後から話題となっていた製品です。今回はこのLuna Displayを実際に使ってみた感想やその使い勝手などについての購入レビューを行ってみました。
外観レビュー
こちらが外箱です。
シンプルなデザインでApple製品を連想させるクオリティです。
外側はプラスチックで包装されていますが、このカッターで切らなければ取れない密着度はまさにApple製品の包装です笑
箱の中身はシンプルに本体、簡易的な説明書、Luna Displayのシールとなっています。
こちらが本体です。購入したのはUSB-Cタイプ。
びっくりするほどコンパクトです。
これをMacに接続してiPadとワイヤレス接続するわけです。
実際に接続してみた
Luna DisplayをMacBookと接続したところです。
コンパクトなので、つけたままでも持ち運びできそうです。
色々設定を終え、iPadに接続したところです。
普通に表示できています。
設定画面は非常にシンプルで
- arrangement(配置):iPadの配置変更
- Retina Resolution(Retina解像度):Retina(高解像度)対応の有無
のみを選択できます。
変に複雑な設定もないので、誰でも使いやすい設定画面だと思います。
遅延はどうか?
気になる遅延ですが、マウスを動かす程度ならかなり快適に使えます。
Retina表示もかなりキレイでワイヤレス接続にしては良好です。
Retina設定でのブロックノイズ
ただ、全体的に動きがあるとブロックノイズが生じて若干遅れが生じます。
非Retina設定でのブロックノイズ
なぜかRetina設定よりも非Retina設定の方がブロックノイズがひどく、使うならRetina設定の方が快適に使えます。
普通こういった接続だと負荷のかかるRetina(高解像度)ほど見にくくなるものですが、Luna Displayは逆にRetina設定のほうが使いやすいです。
他にウェブブラウザでスクロールするときなどもブロックノイズがひどくなります。
この様子だと動画も使い物にならないでしょう。
総評:思ったより遅延がある
ひとまず今回「Luna Display」を使ってみた感想としては無線ディスプレイとしてはそこそこ使えるが、思ったよりも遅延があるということです。
普通にマウスを動かしたり、アプリを起動する分には確かに遅延はほぼありません。この辺りは他の追随を許さないほどの高速さです。ただ、ウェブブラウザでのスクロールや動きがあるアニメーションなどを表示する際に若干遅延が生じます。このせいでウェブ閲覧はあまり快適にできるとは言い難いものとなっています。
ただ、おそらくこの原因は自分のWi-Fi接続環境にあるものと思われます。
「Luna Display」はあくまで同じWi-Fi経由でiPadに無線接続するデバイスとなっています。
自分はモバイルWi-Fiを使用しているため、通常のネット回線経由のWi-Fiより速度が遅く、そうしたことが今回の遅延につながったものと思われます。
ちなみに実際にLuna Display使用時のモバイルWi-Fiの回線速度がこちら
iOSアプリ「Speed test」にて測定
ダウンロード速度は13.8Mbps、アップロード速度は3.54Mbpsと普通にウェブ閲覧するくらいには問題ない速度ですが、最近のネット回線接続のWi-Fiでは100Mbps近く行くことも少なくないので、そうしたネット環境と比べると遅めの速度となっています。
Luna Displayは一般的なWi-Fi環境での使用が想定されているものと思われるので、少なくとも上記の速度よりも速い速度での使用を前提に作られているのでしょう。
もう少し速いWi-Fi環境で使用すれば「Luna Display」ももっと実用的なものになったのかもしれませんが、少なくとも自分の環境ではちょっと遅延が大きく、まだ有線接続の「Duet Display」の方が実用的に感じました。
「Luna Display」の購入を検討している方はこうしたことにも気をつけたほうが良いでしょう。
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