SIMカードを抜いたiPhoneのバッテリー使用状況で「圏外」がなぜか多い原因と対処法

iPhone 12 miniに買い替えたことをきっかけに以前使っていたiPhone SEのSIMカードを抜いて、置いておいたのですが、使っていないのになぜかバッテリー消費が激しい状況でした。

バッテリー使用状況を見てみたところ「圏外」という見慣れない項目が圧倒的に消費量が高く、この「圏外」が何かしらバッテリーに影響を与えているようです。

今回はその詳細と実際に行った対処法について解説していきます。

謎の「圏外」の大量バッテリー消費

実際のバッテリー使用状況がこちら

画面オン時で9分、画面オフ時も2分とほとんど使用していないのにぐんぐんバッテリーが減っています。

バッテリーの使用状況を見てみますと、「圏外」という見慣れない項目が42％も消費していることがわかります。

一体この「圏外」が何をしているのかは不明ですが、少なくともSIMカードを抜いたことでモバイル通信に関して何かしら問題が生じていることが考えられます。

※バッテリー消費が多い原因の一つである「接触通知」はオフにしてあります。

おそらくモバイル通信に関して何か不具合が生じていることが考えられるため、対処法はそれに関する項目を変更する必要があります。

ただ、設定アプリ内の「モバイル通信」の項目はSIMカードを抜いているとアクセスができない状態となるので、変更すべきは別の項目となります。

自分が実際に行った対処法は以下の通りです。

1.「設定」アプリ→「一般」の「プロファイル」を選択

2.「構成プロファイル」の「APN」を選択

3.「プロファイルを削除」を選択 ※注意点あり

実際に削除後のバッテリー使用状況がこちら

削除後（11月20日9時過ぎ頃）明らかにバッテリーの減りが収まっていることがわかるかと思います。

バッテリーの使用状況も明らかに「圏外」が減っています。

※プロファイル削除の注意点

APNとは各キャリアのモバイルデータ通信を行う上で必要なデータのことです。

これを削除すると再度SIMカードを使いたい場合にもう一度APNをダウンロードする必要があります。APNのダウンロード方法に関しては携帯の契約をしているキャリアごとに異なるので、契約したときの書類や各キャリアの公式サイトなどを参考にどうぞ。

APNプロファイルを削除したら収まったということは、APNプロファイルがあることでモバイル通信ができるかどうか常に確認している状態となり、それによりバッテリーが大きく消費した可能性があります。

SIMカードを挿している場合はこのようなことは起こらないので、SIMカードを抜いた場合のみに起こる症状でしょう。SIMカードを使う予定がないiPhoneでしたらプロファイルはいつでもダウンロードできますので、そのような場合は削除しても問題ありません。

ただ、時々SIMカードを挿して使いたいといった場合はプロファイルを削除するのは辞めた方が良いでしょう。

上記のようにバッテリー消費が多い場合に参考にどうぞ。