Acerは独自の水冷システムを搭載し、Core i7をファンレスで動かせる「Switch Alpha 12」を発表しました。
スペック
「Switch Alpha 12」の主なスペックは以下の通りです。
- OS:Windows 10
- CPU:Skylake世代Core i3/i5/i7(詳細な型番は不明)
- SSD:128/256/512GB
- メモリ:4/8GB
- ディスプレイ:12インチ、2160×1440ピクセル
- インターフェイス:USB-C 3.1 Gen.1、USB 3.0(フルサイズ)、イヤホンジャック、microSDカードスロット
- 通信機能:Wi-Fi 802.11ac、Bluetooth 4.0、WiGig
- 本体サイズ:292.1×201.4×9.5mm(幅×高さ×厚さ)/15.85mm(キーボード装着時厚さ)
- 重量:900g(本体)/1.25kg(キーボード装着時)
- バッテリー駆動時間:8時間
Core iシリーズ搭載でファンレス仕様
Switch Alpha 12の特徴はなんといってもSkylake世代Core iシリーズを搭載しながらも独自の水冷システムにより、ファンレスを実現している点です。
これまでのファンレスPCといえば、より消費電力の低いCore mを搭載するものがほとんどでしたが、このPCではそれよりも消費電力の高いCore i搭載でファンレスとなっています。
当然性能もCore mよりも格段に上です。
ファンレスであるメリットとしては、ファンの音が聞こえることないため非常に静かに動作するほか、PC内にほこりなどが入りにくくなり、故障の軽減などにもつながります。
USB-C、WiGig搭載
Switch Alpha 12はUSB-C 3.1を搭載しており、4Kディスプレイを2つ同時に接続することが可能となっています。
また、最高4.6Gbpsのデータ転送が可能な無線規格WiGigを搭載しており、専用のワイヤレスドッキングステーションにより、DisplayPortやHDMI、D-SubやUSBなどが拡張可能となっています。
薄型ながら操作性にこだわったキーボード
キーボードはSurfaceのようにマグネットでくっつくタイプのものになっていますが、このキーボードは薄型ながら大きめのタッチパッドを搭載しています。
キーストロークは1.4mmとこのタイプのものにしては深めで、快適なタイピングを実現しているようです。
また、キーボードはSurfaceのように端を折り返して使用することも可能です。
高画質ディスプレイ搭載
ディスプレイは12インチ、2160×1440ピクセルとSurface Pro 3と同じサイズ、解像度となっており、高精細なものとなっています。
また、IPSパネルで視野角にも優れています。
軽量かつ十分なバッテリー持ち
これほどのスペックを備えながら本体の重さは900gと軽量で、バッテリー持ちも8時間と十分なものになっています。
キーボードと合わせると、1.25kgとやや重くなりますが、それでもPCとしては十分軽量なものです。
価格は599ドル〜
驚異的なのがその価格の安さです。
Core i3/4GB RAM/128GB SSDのエントリーモデルで599ドル(約6万6000円)とスペックの割に非常に低価格で、
Core m3/4GB RAM/128GB SSDのSurface Pro 4の価格が134,784円(税込)であることを考えますと、かなり安めの価格設定であることがわかります。
Switch Alpha 12は中国、ヨーロッパで2016年5月から、北米では6月に発売予定となっていますが、日本は未定とのこと。
これほどまでに優れたスペックと低価格を実現したSwitch Alpha 12、ぜひ日本でも発売してほしいところですね。
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