Intelは小型ゲーミングPC「Hades Canyon NUC」をグローバル市場向けに出荷を開始しました。
VR対応なのに驚くほどコンパクト
このPCは”Kaby Lake-G”と呼ばれるAMD製GPU内蔵の第8世代Coreプロセッサを搭載しており、1.2Lの超小型サイズながらもVR対応とかなりのハイスペックPCとなっています。
主なスペックは以下の通りです。
- CPU:Core i7-8809G/Core i7-8705G
- メモリスロット:DDR4-SODIMM×2(2,400MHz/最大32GB)
- ストレージ:M.2×2(RAID 0/1対応)
- インターフェイス:Thunderbolt 3×2、USB-C 3.1 Gen2×1、USB 3.0×6、HDMI 2.0a×2、Mini Displayport 1.3×2、SDXCカードスロット×1、ギガビットLAN端子×2、3.5mmヘッドホンジャック×2
- 通信機能:Wi-Fi 802.11ac(MIMO 2×2対応)、Bluetooth 4.2
- 本体サイズ:221×142×39mm
- 電源:230W ACアダプタ
注目なのがインターフェイスの充実ぶりです。
小型サイズであるにも関わらず、最新のThunderbolt 3や合計6つのUSB 3.0端子、HDMIやDisplayPortなどの映像出力端子が2つずつ備わるなど非常に多くの端子を搭載していることがわかります。
市場想定価格はCore i7-8809G搭載上位モデル「NUC8i7HVK」が910ドル、Core i7-8705G搭載モデル「NUC8i7HNK」が749ドルで、今春からリリース予定とのこと。
個人的にはこういうのを待ってたと言わんばかりのPCですね。
ライバル社AMDとコラボしたIntelのCore i7-8809GはVR推奨スペックのGTX 1060を超えるGPU性能を誇ると言われており、CPUと統合されたことで内部基板スペースの大幅な縮小が可能となっています。
Intel、AMD製GPUを統合したCPU発表!省スペースでゲーミングPC並の性能を実現へ
本日IntelはAMDのGPUを統合した「Core processor with Radeon RX Vega M Graphics」を発表しました。
それをまさに実現したのが上記のPCで、小型かつVR対応のPCを求めていた人にとっては待望のPCと言えるでしょう。
価格も上位モデルで910ドル(約9万5千円)とスペックの割に低価格です。ただ気になるのがスペックにメモリやストレージの対応ソケットしか書かれていない点です。おそらくこの辺りは自前で用意することになりそうな予感ですね。
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