Appleサポート情報によりますと、MacBook Pro(Late 2016)に電源を複数接続した場合は給電能力が一番高いものが使われる仕様となっていることが判明しました。
同時に複数電源を接続しても充電は速くならない
MacBook Pro(Late 2016)の充電についてAppleは以下の点を注意するよう呼びかけています。
- MacBook Pro は、複数の電源が接続されていても 1 台からしか給電されないので、電源を複数つないだからといって充電が速く済むわけではありません。
- MacBook Pro に電源を複数接続した場合、接続した順序に関係なく、給電能力が一番高いものが使われます。
- 100W を超える電源を接続すると Mac が破損する恐れがあるため、接続しないでください。
- 給電能力が不足している電源を使うと、充電に時間がかかる場合があります。Mac に付属の電源を使うのが得策です。
- MacBook Pro には、Apple USB-C VGA Multiport アダプタまたは USB-C Digital AV Multiport アダプタを使って最大 60W で給電できます。MacBook Pro (15-inch, Late 2016) を快適に充電するには、Mac に直接電源をつないでください。
MacBook Pro(Late 2016)には2〜4つのThunderbolt 3ポートがあり、どのポートからでも充電できますが、同時に複数接続したからと言って充電速度が速くなるわけではないようです。
その際は接続順序に関係なく給電能力が一番高いものが使用されるとのことです。
また、USB-C VGA/Digital AV Multiport経由で充電する際は最大60Wの給電となるようです。MacBook Pro 15の電源アダプタは85Wなので、このアダプタ経由で充電すると充電速度が落ちるため、他の空いているThunderbolt 3ポートで充電するといいでしょう。
その他、MacBook Pro 15の充電時に純正ケーブル以外のケーブルを使う際は給電能力5A(100W)認定のUSB-Cケーブルを使用することが推奨されています。
Thunderbolt 3機器にはLG UltraFine 4K/5K Displayのようにそれ自体にMacBookへの給電能力が備わっているものがあるため、同時に複数の電源となる機器に接続する機会は多いことでしょう。
Appleもそれを認識してか自動で一番給電能力が高いものを使用するシステムとなっているため、複数の電源がある機器に接続する際も安心して使用することができそうです。
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