以前の記事で外観は比較しましたが、今回は性能を比較するためにいろいろなベンチマークソフトを使って性能を測定していきたいと思います。
スペックは以下の通りです
MacBook Pro Retina 13インチ(Late 2013)
RAM 8GB
ストレージ 256GB
MacBook Air 11インチ(Mid 2013)
RAM 4GB
ストレージ 128GB
Geekbench
まずはMacのCPUやRAMなどのパソコンの基本性能が測定できる定番のベンチマークソフト「Geekbench」から
MacBook Pro Retina 13インチ(Late 2013)
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MacBook Air 11インチ(Mid 2013)
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比較してみますとシングルコアのスコアの差は400ほどですが、マルチコアのスコアの差は約1400あります。性能を考えると妥当な結果でしょう。
MBPR13の32bitマルチコアのスコアを他のMacと比較するとこんな感じです。
赤い四角で囲まれているのが僕の使っているMacBook Pro Retina 13インチの一般的なスコアです。Core i5を搭載した2010年のiMacよりも高いスコアになっていますが、Core i7を搭載したMacBook Air(Mid 2013)もMacBook Pro Retina 13インチ(Late 2013)並のスコアがあります。
ちなみに「Geekbench Browser」というサイトで他のMacとのスコア比較ができます。
Xbench
次にGPUの性能も測定できる無料のベンチマークソフト「Xbench」でも測定してみました。
ちなみにこのソフトは「Thread Test」で止まってしまうという不具合があるようで、今回は「Thread Test」を除いたスコアを測定しました。
MacBook Pro Retina 13インチ(Late 2013)
MacBook Air 11インチ(Mid 2013)
スコアを比較してみますと全体的なスコア結果(Result)が
MacBook Air 322.52
MacBook Pro 308.19
とProのほうが低いという結果になってしまいました。
詳しくスコアを見てみますとMacBook Proの「Quartz Graphics Test」(画像の青の部分)の結果がMacBook Airの半分ほどしかないことがわかります。一応MacBook Proの「Quartz Graphics Test」以外のスコアはAirよりも良い結果となっています。
「Thread Test」のほうでも不具合があったので、こちらでも不具合が発生している可能性があります。いずれにしろ今回の「Xbench」の結果は参考程度に見るようしたほうがいいかもしれません。
Blackmagic Disk Speed Test
最後にHDDやSSDなどの転送速度を測定する「Blackmagic Disk Speed Test」を行ってみました。
MacBook Pro Retina 13インチ(Late 2013)
MacBook Air 11インチ(Mid 2013)
測定してみた結果ですが、MacBook Proのほうが読み込み速度、書き込み速度ともに速いことがわかります。
ちなみにMacBook Air(Mid 2013)モデルはSSDの容量が256GB以上だと書き込み速度が600MB/s以上になるらしく128GBとの差が300MB/sほどあるらしいです。MacBook Airの購入を検討していて、書き込み速度などが気になる方は256GB以上のモデルを買うことをおすすめします。
以上がベンチマークの比較です。
正確な測定ができていなかったものなどもありますが、全体的にMacBook Pro Retina 13インチのほうが性能は高いことは確かだと思います。しかし、MacBook AirでもCore i7にすればMacBook Pro Retina 13インチ並の性能になるようです(CPUとメモリ性能に限ればの話ですが)。
そうなると性能面での大きな違いはGPU性能とRetinaディスプレイの有無、バッテリー持続時間、あとはApple StoreでのカスタマイズでProのほうはメモリ容量を16GBにまでできるってことくらいになりますかね。
MacBook Air 11インチ開封の儀のときにも書きましたが、携帯性重視ならばAir 11インチまたは13インチ、持ち運ぶけど多少重くてもいいからRetinaディスプレイとそこそこの性能がほしいならばMacBook Pro Retina 13インチをおすすめします。
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