SonnyDickson及びCounterpointは、Apple Siliconに関する新たな情報を公開しています。
デスクトップ向けとラップトップ向けの2種類か?
Counterpointが伝えている主な情報がこちら
- Apple Siliconはデスクトップとラップトップ向けの2種類が用意される
- ラップトップ向けはパフォーマンスと省電力の両立が目的。Intel製CPUより小さく、高度に統合された基板設計により、より多くのバッテリースペースが確保可能
- デスクトップ向けはパフォーマンス最大化が目的。デスクトップなのでチップの大きさを気にする必要がなく、バッテリーのことも気にしなくて良いため
- 最初のプロセスルールは5nm(現行Intel製CPUは14nm/10nm)
- SSDコントローラーはApple Silicon内部に統合され、スペースとコストの削減を実現
- 消費電力が少ないためIntel製CPUのように大きなファンが必要ない
- 将来的に3DセンシングやUWB(超広帯域通信)などが搭載される可能性
- Apple SiliconのコストはIntel製CPUより安いものの、今後のMacが安くなるとは限らない
SonnyDicksonが伝えている主な情報がこちら
- 最初に発表されるApple Silicon搭載Macはエントリーレベル
- エントリーレベルでパフォーマンスの基準ラインを確立すれば、その後にコア数を増やす、パフォーマンス向上などにリソースを投入しやすくなる
- Macのラインナップはスリム化
- 高性能で省電力なApple Silicon搭載MacBookの登場で13インチMacBookが2つ(Air/Pro)ある意味が薄れる
- 消費電力の少ないARMベースApple Silicon搭載により、熱管理がより小さく、単一の薄いファンやアルミ筐体による放熱効果だけでファンレスになる可能性も容易に想像がつく
- Apple Siliconは様々な種類のモデルが用意される可能性は低い
- 代わりに同じプロセッサを1機種に2つ以上搭載する可能性がある
- 例:MacBook Pro 13インチは1つ、MacBook Pro 16インチは2つのApple Silicon搭載など
- 1つのApple Siliconにマイナーアップデートを加える可能性はある
両者の内容は若干異なるものの、ともにApple Siliconのラインナップはそう多くはならないとしており、予想される今後のMac製品は消費電力が少なく、高性能化するという意見も一致しています。
特に注目なのが、Apple Siliconはデスクトップ向けとラップトップ向けの2種類という情報と1機種に複数プロセッサ搭載という情報です。確かに種類が少ないほど、開発に力を入れられる上、1機種に2つのプロセッサを搭載すれば新プロセッサを開発する手間なく、単純に倍の性能を発揮するMacを実現できることになります。そうすればモデルごとの差別化も簡単で、とても合理的です。
現行のMac製品は特に13インチMacBookがMacBook Air、MacBook Pro タッチバーなし、MacBook Pro タッチバーありと3機種ある状態でしかも性能もかなり微妙な差という非常に中途半端なラインナップとなっています。こうしたこともApple Silicon搭載でMacBook 13インチと一つに定まるのであればとてもわかりやすくなります。
様々なメリットが考えられるApple Silicon搭載Macは今年後半にも登場予定です。
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