EarPodsや第2世代Airpodsを愛用してきた筆者ですが、先日新たに第3世代AirPodsを購入しました。
これまでEarPodsや第2世代AirPodsの音質にそこまで不満なく使い続けてきましたが、形状が大きく変わった第3世代AirPodsの音質がどこまで変化したのか気になったので、第2世代と第3世代のAirPodsの音質を聴き比べてみました。
音質比較
第3世代AirPods購入時に6ヶ月間Apple Music無料の特典が適用されていたので、そちらを利用してApple Musicで米津玄師の「Lemon」や「海の幽霊」、YOASOBIの「夜に駆ける」などをベースに聴き比べてみました。
第2世代AirPods
第2世代AirPodsは音の傾向はEarPodsに近く、EarPodsをより重厚により上質にしたような音質でした。特に不満のない音質でしたが、第3世代AirPodsとの比較で明らかに音質に違いを感じました。
音質の印象は以下の通りです。
- 低音：重厚で重みのある音
- 中音：人の声が明瞭で聞きやすい
- 高音：控えめながらも悪くはない音
- 全体的に重厚感のある音質
改めて第2世代AirPodsは低音が適度に響く重厚感のある音質だと思いました。決して悪くはない音質です。
第3世代AirPods
第3世代AirPodsはこれまでの第1・2世代AirPodsと形状が異なっており、内部のスピーカーも変更されています。この影響か音質に関してかなり大きな変化が起こっており、これまでとはまた違った音質となっていました。
音質の印象は以下の通りです。
- 低音：奥行き感があり、第2世代よりも控えめながら確実に聞き取れる音
- 中音：人の声と他の音が混じり合わず、まるでその場で声を出しているかのようなはっきりとした音
- 高音：第2世代より明らかに明瞭で、第2世代ではよく聞こえなかった音まで聞き取れる
- 全体的に臨場感と解放感がとてつもなく、音が聞こえる空間が大きく広がったような印象
音質に関しては明らかに第2世代とは異なるものとなっていました。
音の傾向は似ているものの、一つ一つ音がはっきりと分かれて聞こえ、臨場感と解放感のある音となっています。特に中音、高音の響きは素晴らしく、これまでのイヤホンよりも心に響く声やドラムの音などが印象的でした。
一方で低音は第2世代よりも控えめになった印象です。音の響きが小さいというより音が聞こえる位置が少し離れた感じです。しかし、その分臨場感が増して、その場で曲を弾いているかのような感覚になります。
ちなみにこの第3世代AirPodsから対応した空間オーディオ規格の動画などを見ると別次元の音質となり、映像で見ている人の位置から声がしたり、物音がするなど非常にリアルな音になります。
総評
個人的に音質を評価するなら以下の通りです（各10点満点）
| AirPods 第3世代 | AirPods 第2世代 | EarPods | |
| 低音 | 5.5 | 6.0 | 4.5 |
| 中音 | 8.0 | 6.0 | 5.5 |
| 高音 | 9.0 | 5.5 | 5.0 |
| 臨場感 | 9.0 | 6.0 | 5.0 |
| クリア感 | 9.0 | 5.5 | 5.5 |
第3世代AirPodsを評価するなら中音・高音・臨場感・クリア感が格段に向上し、低音は第2世代より控えめという評価になります。
EarPods→第2世代AirPodsはどの項目もトータルで向上した正統進化だったのに対し、第3世代AirPodsは低音以外は別次元に良くなっているという進化を遂げています。特に臨場感と音のクリア感の変化は半端じゃないです。
低音が強めに響く曲の場合は第2世代の方が良いと感じるものの、全体的には第3世代の方が格段に上をいく音質だと思います。
好みの問題も若干あるかもしれませんが、個人的には第3世代AirPodsの音質はワイヤレスイヤホンとしては素晴らしいレベルに到達していると思います。
参考になれば幸いです。
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