米調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)のデータによれば、iPhone 8よりiPhone 8 Plusのほうが売れていることが判明しました。
iPhone 8の売れ行きは”S”モデルにも劣る?
調査結果によれば、第4四半期(7〜9月)におけるiPhone全体の売上の中でiPhone 8は6%、iPhone 8 Plusは10%という結果となったことが判明しました。
合計するとiPhone 8シリーズの第4四半期の売上は16%になりますが、これは過去の発表時最新モデルの第4四半期の売上と比較しますと、
2014年 iPhone 6/6 Plus:46%
2015年 iPhone 6s/6s Plus:24%
2016年 iPhone 7/7 Plus:43%
2017年 iPhone 8/8 Plus:16%
となっており、マイナーアップデートである”S”シリーズのときよりも売上の比率が下がっていることがわかります。
新型モデルなのにiPhone 8シリーズの売上の比率が下がっている原因は先日の記事のように機能性などに大きな変化がみられない点や十分な性能で値下げされたiPhone 7の存在、iPhone Xの発売を控えている点などがあるでしょう。
意外だったのはiPhone 8よりもiPhone 8 Plusのほうが売れているという点です。過去の傾向から考えるに5.5インチのPlusモデルより4.7インチの通常モデルのほうが人気が高かったはずなのですが、今回はむしろ大型のiPhone 8 Plusのほうが売れているようです。
これはiPhone 8並のサイズ感でiPhone 8 Plus並の大画面を搭載するiPhone Xの存在が関係しているのかもしれませんね。iPhone 8を買うなら同じサイズ感のiPhone Xのほうが良いと思う人が多いのかもしれませんし、サイズ感を気にしない人はiPhone 8 Plusでも十分と考えているのかもしれません。
実際、iPhone 8 PlusとiPhone Xの違いはサイズ感を除けば指紋認証か顔認証かくらいで(細かい違いはありますが)、大画面に背面デュアルカメラ、ワイヤレス充電などだいたいの機能は共通していますからね。
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