WWDC 2023で発表されたWatchOS 10は、アプリの基本デザインに新たな3つのレイアウトを採用し、Ultraなどの大画面にも最適化されていることが判明しました。
世代ごとに大画面化するApple Watch
左から42mm、44mm、45mm、49mm(Ultra)
Apple Watchは初代モデルから徐々に画面サイズが大画面化していき現在の最大サイズはApple Watch Ultraの49mmとなりました。
それに伴い、アプリのデザインの変更も余儀なくされますが、今回新たに画面サイズを問わずに使える3つの基本レイアウトが確立されました。
人間工学に基づく3つの基本レイアウト
watchOS 10で採用される3つの基本レイアウトはそれぞれ、ダイアル、インフォグラフィック、リストと呼ばれます。
これらはさまざまなアプリに対応するためのもので、一貫性があり、コントロールがより明確な人間工学に基づく設計であるとのこと。
例えば、ダイアルは「アクティビティ」のようなアプリで採用されます。
主要な機能は画面端のアイコンをタッチするか、スクロールなどで対応します。
「アクティビティ」アプリでデジタルクラウンをまわすと、アクティビティリングが左上に収まり、インフォグラフィックのようなレイアウトになり、ムーブ、エクササイズ、スタンドなどの各項目にアクセスできます。
左上のリングをタッチすれば初期画面にもどり、直感的にもわかりやすい設計となっています。
リストは「メッセージ」のようなアプリで採用され、テキストの情報が重要なアプリなどで採用されます。
Ultraなどの大画面にも対応
この新たなレイアウトはApple Watch Ultraのような大画面にも対応しており、watchOS 10に対応したApple Watchであれば自動的に最適化されるとのこと。
これまでのwatchOSはUltraなどの大画面に対応しきれていない点などありましたが、今回の大幅なデザインのアップデートにより、大画面にもしっかり対応し、様々なアプリがより操作しやすくなることが期待されます。
画像引用元:WWDC 2023
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