初代Apple Watchを購入してから4年半が経ちました。
買った当初はApple Watchを着けている人は非常に少なく、身につけていると珍しがられたものですが、いまや決して珍しいものではなく、街中で普通に見かけたり、芸能人が身につけていたりなど日頃目にすることが多くなりました。
そんなApple Watchですが、結局これで何ができるかについてはあまり理解されていないように思います。
そこで今回は4年半ずっと初代Apple Watchを使用し続けてきた自分がその機能性や身につけていて思った体験談などについて解説していこうと思います。
Apple Watchを購入する意味は?
Apple Watchはいったい何に使えるの?
という質問は昔からよくあったのですが、最初の頃は正直自分もよくわかりませんでした笑
一時期身につけてない時期もあったのですが、そのときは「あれ?意外となくても大丈夫だな笑」と思ってました。
しかし、それから4年半も経った今となっては購入する意味、Apple Watchの役割というものがかなり明確にわかってきました。
結論から言いますと、
Apple Watchは「使う」ものではなく「身につける」もの
ということです。
一体どういう意味なの?と思うかもしれませんが、その詳細は実際の体験談をもとに説明します。
Apple Watchの体験談
Apple Watchの便利さは何というか口では非常に説明しにくい、というか言うだけだと「たったそれだけ?」と思うようなことばかりなんです。
例えば
- 通知を受け取る
- 今の気温を見る
- タイマーを使う
- リマインダーを見る
- 時間も見れる(当たり前)
などです。
こんなの全てiPhoneでもできますし、iPhoneでいいじゃんと思いますよね?
しかしこれがめちゃくちゃ便利なんです。
いくら表面上の話をしてもよくわからないと思いますので、具体的な体験談をいくつかお話します。
通知が来たときiPhoneをポケットから取り出さずに済む
これはApple Watchを身につけている人なら誰もが口をそろえて言うようなことですが、ただ説明しただけではそれだけ?と思われがちなことです。
しかし、iPhoneをいちいちポケットから取り出さずに済むと言うのは体感してみるとめちゃくちゃ便利なことなんです。
そもそも通知というのは設定によるでしょうが、一日に何度もきます。人によってはかなりの数がきたりします。その通知を見るためだけにポケットから取り出し、しまう、また通知が来たら取り出してまたしまう…といった作業を繰り返していたら相当面倒です。
Apple Watchを身につけているとそうした一日に何度も行われる手間が一気に省けるため便利だと言われる理由なのです。
これはApple Watchの代表的な便利事例の一つですが、これは実際に長期間身につけて体感してみないと分からないことでしょう。
タイマーが超便利
カップラーメンを作るときや料理するときなどタイマーはよく利用することかと思いますが、Apple Watchのタイマーは超便利です。
何が便利かと言いますと、「常に腕に身につけている状態でタイマーが使える」から便利なんです。
とても当たり前のことなんですが、iPhoneでタイマーを使うとどこかに置く必要があり、タイマーが鳴ったらiPhoneが置いてあるところまで行き止める必要があり、地味に手間です。
カップラーメンを作るときなどテーブルで行えるものはiPhoneをすぐそばに置いてやることも多いですが、キッチンで料理をするときなどはキッチンにiPhoneを置くスペースがなかったり、水で濡れた場所に置くのが嫌だったりするのでちょっと遠めのテーブルに置いてしまったりするんですよね。そういう場合は止めに行くのに手間がかかったりします。
そういう場面でもApple Watchならいつでも手元にあるので、どこにも行くことなく、本体を濡らすことなく、あと何秒か手元で確認しながら、鳴ったらその場で止めることができます。
しかもApple Watchの便利なところはiPhone側でセットしたタイマーもWatch側で止められるということです。
タイマーをセットするのについクセでiPhoneでセットしてしまうことがよくあるのですが、そういう場合でもApple Watchで遠隔で止めることができます。
タイマーアプリ自体はなんら大したものではありませんが、普通に便利です。地味にApple Watchで一番使っているアプリかもしれません。
リマインダーで買い物
Apple Watchはリマインダーを見ることができ、項目ごとにチェックをつけることができます。
自分はこのアプリを使ってiPhone側で買い物のチェックリストを作り、Watch側でそのリストを見ながら買い物したりします。
Apple Watch購入前はiPhoneでその作業を行なっていたわけですが、Apple Watchの登場によってiPhoneを取り出す必要なく、買い物に必要なリストを確認、チェックできるようになったわけです。
とても地味ですが、これも普通に便利です。
今の気温が瞬時に確認できる
Apple Watchの時計版に気温を表示するようセットしておけば瞬時に今の気温を確認できます。
気温は純正の「天気」アプリからデータを取得したもので本体で測定しているものではないです。
正直なところ精度は微妙でどこで観測しているかにもよるため、今現在のその場所の気温と全く同じというわけではありませんが、ある程度の目安にはなります。
これが便利かどうかは人によるかもしれませんが、今の気温を見るために時計を見るというより、時計を見たついでに気温も見るという感じなので、手間を一切かけずに時間を確認したついでに見れるのが便利です。
特段役立った経験はありませんが、気温によってはちょっと休憩をはさんだり、飲み物を飲むなど、休む目安などにはなります。
カメラの遠隔操作アプリはここぞというときに役立つ
Apple Watchには連動しているiPhoneのカメラを遠隔で操作できるアプリがあるのですが、滅多に使う機会がないものの、ここぞという場面でかなり活躍します。
このアプリが便利なのは、Watch側でiPhoneのカメラ映像を見ることができるという点と遠隔シャッターのほかに3秒後にシャッターを押すといったような時間差撮影が可能なことです。
例えばみんなで集合写真を撮りたいとき、周りに誰も撮ってくれる人がいないときにどこかにiPhoneを置いて、Watch側でカメラ映像を確認しながら時間差シャッターで遠隔撮影するといったことが可能なわけです。
使う頻度は少ないものの、こういった他の人の手を借りないと撮影できない場面などでとても活躍する機能です。
他にも色々ありますが、とりあえず4年半使ってきて特に便利だと思うのは上の機能です。Apple Watchは健康関連の機能も優れていますが、幸いなことに今のところ健康なのであまり活躍してません笑
これらはほんとになんてことない機能なんですが、必要な場面になるととても活躍するものばかりです。
この便利さは店頭で数時間触った程度ではわからないでしょう。
Apple Watchは長時間身につけて、その場面に遭遇したときに初めてその価値に気づくものです。
Apple Watchは「使う」ものではなく、「身につける」ものだと言ったのもそうしたことが理由です。
iPhoneは積極的に「使っていく」デバイスですが、Apple Watchは必要なときに「使われる」デバイスというイメージでしょう。実際、一日の間に画面を見る時間はほんとにごくわずかです。
結局Apple Watchはなくてもいいけど、あったらあったで何かと活躍するデバイスという感じです。
そしてその使い勝手の良さは1日、2日程度ではなく、長期間使って分かるものです。買った瞬間に価値がわかるものでないので、独特な製品ではありますが、4年半使い続けた自分としては無いよりはあった方がいいと思ってます。
購入時の参考になればと思います。
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