Microsoftは2日(現地時間)、年次開発者会議「BUILD 2014」の基調講演において「Windows Phone 8.1」を正式発表しました。主な機能は以下のようになっています。
通知センターが大幅に改善
通知の内容を細かく設定可能で、アプリごとにバイブレーションや通知音、通知自体の有無を調整できます。
流暢に話す女性の音声アシスタント「Cortana」
「Cortana」では参照する検索エンジンに同社の「Bing」が採用され、アラームのセット、カレンダーの参照、口コミサイト「Yelp」のデータを用いたレストランの検索の他、単純な単語検索だけでなく、例えば有名人の年齢を尋ねると答えとしてその人物の年齢が返ってくるといったことも可能なようです。
「Cortana」は利用することで賢くなる学習機能を備えており、間違った回答をしたとしてもユーザーの手によって学習内容の修正を行うことも可能です。
ロック画面を細かくカスタマイズ可能に
ロック解除の動きなどを細かくカスタマイズ可能で、アプリ開発者向けのAPIも提供されます。
ホーム画面のタイルの背景が透過可能に
画像のようにホーム画面のタイルでは、背景を透過する表示も可能になりました。
Windows Store及び標準アプリが刷新
「Windows Store」のデザインが変更され、レコメンド機能が強化された他、標準アプリも刷新されています。「カレンダー」では曜日の右上に天気情報が新たに付与されました。
キーボードのSWYPE入力に対応
SWYPE入力に対応したことで、従来よりも速く入力することが可能になったようです。
「Wi-Fi Sence」機能搭載
「Wi-Fi Sence」では、FreeのHotspotへのアクセス補助や自宅Wi-Fi環境において、許可したユーザーにパスワードを教える必要なくWi-Fiへのアクセス許可を与えることができるようになりました。この他にもPCでWi-Fi接続している場合、同じMicrosoftアカウントでログインしていれば、Windows Phoneでパスワードを入力する必要なくWi-Fiにアクセス可能な機能もあるようです。
企業向けの機能が充実
VPNのサポート
Eメールにおける暗号化・デジタル署名の「S/MIME」対応
端末ごとに電子メールの内容をデバイスにコピーさせないようにする制御が可能
アプリの起動や導入を端末ごとに制限可能
IE11ではInPrivateブラウジングのような「読み取り専用」モードなどが新たに搭載されました。
「Windows Phone 8.1」のリリース時期ですが、新規端末は4月下旬〜5月上旬に発売される予定で、既存端末についても数ヶ月以内に対応するようです。
参考:ガジェット速報
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