Microsoftは2020年11月よりARM版Windows 10にてx64アプリのエミュレーションに対応することを発表しました。
Apple Siliconには対応するか?
ARM版Windowsはこれまで32ビットx86アプリのバイナリ変換には対応していましたが、64ビットx64アプリについてはARMネイティブ向けにアプリを用意する必要がありました。
今回の対応により既存のx64アプリにも対応するようになり、実質通常のパソコン向けとほぼ同様のアプリが利用できることになります。
AppleがARM対応Macを発表した今、Windowsを提供するMicrosoftもARM開発を強化していくものと思われます。その一つが今回のx64アプリのエミュレーション対応でしょう。
気になるのはARMベースのApple Siliconへの対応はどうなるのかというところ。従来のIntel製プロセッサ搭載MacならばBootCampでWindowsをインストール可能でしたが、ARM版Macではその辺りについては不明のままです。
今回の対応により、やっとARM版Windowsがフル動作できると言える状況になるものと思われますが、これは原理的にARM版Macでも利用することは可能です。あとはMicrosoftとAppleの交渉次第といったところでしょうか。
ぜひともARM版Windows対応に期待したいものです。
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