The Vergeによりますと、ARMベース(Apple Silicon)のMacではBoot CampによるWindowsのインストールはサポートされていないことを報じています。
ライセンスの問題か?
MicrosoftはARM版Windows 10を公開していますが、これはARM版Windows 10を最初からインストールされている状態で販売する場合のみインストールが許されるようなライセンスとなっており、元々インストールされていなかった製品に後からインストールするといったことは現状不可能となっています。
つまり元々ARM版WindowsがインストールされていないARMベースMac製品はWindowsを利用するのは難しいことになります。
MacでWindowsを利用する他の方法として仮想化ソフトがありますが、LinuxのようなOSを仮想化ソフトで動作させることはできるもののWindowsのサポートに関する言及はなく、現状仮想化ソフトによるWindowsの起動もかなり厳しい模様。
ARM版MacでWindowsが使えるようになるには、Microsoft社がARM版Windowsの厳格なライセンスモデルを変更するか、AppleがARM版Windowsを動作させるシステムをMac内部に構築する必要があるかのどちらかが必要になる模様。
MacにWindowsを入れて動作させたいという人は少なからずおり、それはARM版Macでも同様かと思いますが、現状ARM版MacでのWindowsのインストールは不可能なようです。
WWDC2020のイベント内ではMicrosoftと協力してARM版MacでMicrosoft Officeを動作させたことを発表しましたが、こうした取り組みがOfficeだけでなく、Windowsの動作サポートも含まれていることにも期待したいものです。
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