iPhone6/6 Plusの発売当初問題となったポケットの中で曲がるという通称ベンドゲート(bendgate)問題がありましたが、iPhone6sでは強度が2倍以上に高まっており、非常に曲がりにくくなっているようです。
7000番台アルミニウムを採用か
以前にiPhone6sと思われる筐体の比較動画を公開したUnbox Therapyが行った調査結果によれば、iPhone6sはアルミ合金の中で最も強度が高い7000番台アルミニウムを採用している可能性が高いことが判明したようです。
調査には素材に含まれる元素を分析できる蛍光X線分析装置を用いており、91.174パーセントのアルミに次いで亜鉛(Zn)が7.642パーセント含まれていることから7000番台アルミニウムであると推測されるとのこと。
7000番台アルミニウムは強度は高いのですが、腐食に弱いのが欠点であり、その分表面をコーティングしている被膜が従来よりも厚めにされていると指摘しています。7000番台アルミニウムはApple Watch Sportにも採用されており、iPhone6sも同様のものだと思われます。
強度は2倍以上
Unbox Therapyが専用の装置を用いて行った曲げ強度テストによれば、
iPhone6が30ポンド(約13kg)で曲がり始めたのに対し、
iPhone6sは80ポンド(約36kg)まで曲がることがなく、曲がり具合もiPhone6ほど大きなものではなかったようです。
この結果からわかるようにiPhone6sの筐体はiPhone6の2倍を超える強度となっており、そうそう曲がることはなさそうです。なお、同じくUnbox Therapyの調査結果によればiPhone6sの重さはむしろ軽くなっているようです。
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