MacRumorsによりますとBarclays証券アナリストのBlayne Curtis氏からの情報として来年発売される次期iPhoneに関する情報を公開しています。
12 Proは6GBメモリに「ミリ波」対応か
同メディアが伝えている情報をまとめたのが以下の通りです。
iPhone 12 Pro、 iPhone 12 Pro Max
- メモリは従来の4GBから6GBに増加
- 背面に3Dセンシングカメラ搭載
- 5G向けに「ミリ波」対応
iPhone 12
- iPhone 11と同様の4GBメモリ
- 5G対応の見込みだが、サブ6GHzとミリ波のどちらかあるいは両方に対応しているのかについては不明
iPhone SE 2
- iPhone 8をベースにした低価格モデル
- 4.7インチディスプレイ、Touch IDホームボタン搭載
- iPhone 11並のA13チップに3GBメモリ搭載
- 2020年2月にも生産開始
- 2020年3月に発売される予定
一時期はクアルコムとの訴訟問題で5G対応はまだまだ先になるとまで言われたiPhoneですが(現在は和解済み)、今回の情報によれば世界でもまだ採用例の少ない「ミリ波」による5G通信に対応するとのこと。
ここで言う「ミリ波」とは5G通信の周波数の分類の一つで、30GHz前後の周波数帯を指しています。
5G通信はサブ6GHz(6GHz未満)とミリ波(30GHz前後)の2つの周波数帯に分けられるのですが、5G高速化のカギを握るのが「ミリ波」です。
同じ5G通信でも通信速度の理論値がサブ6GHzで最大4.6Gbps(下り)、ミリ波で最大20Gbps(下り)と言われており、その差は約4倍もあります(ちなみに既存の4G通信は理論値で最大1Gbps)
もし次期iPhoneでミリ波5G通信が対応すれば、現行モデルより理論上20倍速く通信が可能になることになります。
そうなると家の固定回線すらいらなくなるレベルの高速化が実現でき、一種のブレイクスルーが起きることでしょう。
ただ、その前に携帯会社の通信制限やそもそもの5G通信ができる環境整備などの問題がありますが^^;
同メディアは他にiPhone SE 2に関する情報も述べています。
こちらは従来の噂どおりiPhone 8ベースで来年3月ごろの発売となる見込みのようです。
色々な意味で来年のiPhoneは注目かもしれません。
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