iPhoneリーク情報に定評のあるベンジャミン・ジェスキン氏によりますと、2020年の6.7インチiPhoneの試作機の一つに画面上部の細いベゼルの中に顔認証用のカメラなどを内蔵したモデルがあると伝えています。
ノッチ廃止の最適解か
いまやどのメーカーも前面全てをディスプレイにする方向に動いていますが、一番苦戦しているのが前面カメラの収納場所です。
iPhoneでは顔認証用カメラや受話口スピーカーなどを収納するために画面上部にノッチ(出っ張り)を作ることでどうにか前面ほぼディスプレイ化を実現しているわけですが、このノッチはディスプレイをフルに活かすゲームや映画などでは視聴の邪魔になりかねないもので、できればない方が良いはずです。
それをどうにかする方法の一つが今回のベゼル(画面フチ)部分にカメラを格納する案です。
これならば視聴の邪魔になりかねないノッチがなく、顔認証機能などを維持したまま画面をフルに活かせることになります。
中国メーカーが近い技術を実現
問題は果たしてこれが技術的に実現可能なのかという点ですが、実は中国のMEIZUというメーカーがこれに近い技術を実現しています。
MEIZU 16s Pro
MEIZUが今年8月28日に発表した「MEIZU 16s Pro」ではなんと画面上部の細いベゼルに前面カメラを収納することを実現しています。
iPhoneとは違い、顔認証用の様々な部品はなく、シンプルに前面カメラと受話口スピーカーがあるのみですが、実際にこの技術を実現したという意味ではすごい製品です。
前面カメラを収納する場所として他にはディスプレイの下に内蔵するというものもありますが、これは技術的なハードルがかなり高く、実現はまだまだ先なように思います。
そうしたことを考えますと、今回のベゼルに格納するというアイディアは実現される見込みは十分あるように思いますね。
これはかなり期待です。
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