つい先日、リーク情報に関してはかなりの正確性を誇るMing-Chi Kuo氏より2021年に8.5〜9インチのiPad miniが登場するとの情報がありました。
個人的にかなり気になる情報であったため、これまでのモデルの傾向からなぜその画面サイズになるのか分析し、サイズ予測をしてみました。
これまでのモデルの傾向
これまでの主なiPadの画面サイズ、アスペクト比、画素密度、解像度をまとめたものがこちら
iPadシリーズはアスペクト比がほぼ統一されており、画素密度も常に一定です。
大きな特徴はiPad miniとそれ以外とでは画素密度が異なる点です。miniは326ppiなのに対し、mini以外は264ppiです。画素密度は数値が大きいほど細かく表示されるので、通常のiPadより視聴距離が短いiPad miniの方が画素密度が高いわけです。AppleはこれをiPhoneでもほぼ統一しており、iPhone X以前は326ppiでした(iPhone X以降は458ppi)。今回の新型iPad miniも326ppiという画素密度は維持するものと予想されます。
また、iPad miniの解像度に関しては基本通常のiPadと同じです。解像度を変えず画面サイズを小さくしているので、画素密度も高くなるわけです。今回の新型iPad miniは画面が大型化されるとのことなので、画素密度を維持しつつ画面サイズが大型化するということを考えますと、現行のiPad Air 10.5インチや11インチ並の解像度になることが予想されます。
これらのことから画面サイズを予測することができます。
iPad miniの画面サイズ予測
画素密度を326ppiで維持しつつ、解像度をiPad Air 10.5インチ、iPad Pro 11インチ並の解像度に引き上げるとした場合の画面サイズがこちら
解像度:2224×1668(iPad Air 10.5インチと同様)
画素密度:326ppi の場合
画面サイズ:約8.5インチ(8.52〜8.54インチ)
解像度:2388×1668(iPad Pro 11インチと同様)
画素密度:326ppi の場合
画面サイズ:約9インチ(8.96〜8.98インチ)
計算してみた結果、なんとMing-Chi Kuo氏が予測した画面サイズに近い数字が出ました。おそらくこれは偶然ではなく、実際にこのような解像度と画面サイズで登場する可能性が高いということだと思います。同氏がこのサイズを予測した理由もおそらくこのためでしょう。
実際にこの数字をもとに画面サイズを比較したものがこちら
8.5インチや9インチモデルは7.9インチより横に1cm、縦にそれぞれ1.3cm、2.6cm大型化しています。7.9インチiPad miniより確実に大型化しつつも9.7インチiPadよりは小さいことがわかります。
ちなみに本体サイズが現行のiPad miniと一切変わらないと仮定した場合の全体のサイズ感は以下のようになります。
実際にこのようなデザインになれば、片手で持てるコンパクトさを維持しながらより大画面で作業を行えるようになりますが、どうなることでしょう。
2021年のiPad miniがどのようなものになるのか期待です。
コメント