年明けから発覚した何十億もの端末が影響を受けると言われるCPUの重大な脆弱性問題ですが、9to5Macによりますと、その影響は一部iPhoneやiPad、Apple TV、iPod touchにも及ぶことが判明しました。
A4、A5/A5X、A6チップを採用する端末が対象か
この問題はCPU設計の欠陥によりログインキーやパスワードなどが読み取られる可能性があるという問題で、当初はIntel製CPUのみが対象となると言われていましたが、AMD製CPUやARMベースのプロセッサも当てはまることが判明し、その規模はなんと何十億にも及ぶと言われています。
ARMベースのプロセッサといえば今やほぼすべてのスマートフォンやタブレットなどに採用されていますが、現時点でこの問題の対象となるARMアーキテクチャはCortex-A8、Cortex-A9、Cortex-A15とのこと。
Apple製品で言うとA4、A5/A5X、A6チップを搭載する端末が対象となる模様
その端末がこちら
- iPhone 4
- iPhone 4S
- iPhone 5
- iPhone 5C
- iPad (第1世代)
- iPad 2
- iPad (第3世代)
- Apple TV (第2世代)
- Apple TV (第3世代)
- iPod Touch (第4世代)
- iPod Touch (第5世代)
この問題は未解明な部分も多いため対象となる端末はさらに増える可能性もあるそうです。
年明けから非常に大規模な問題発生です^^;
すでに各社から続々と対応パッチが配布されているようですが、パッチを適用すると問題の性質上、どうしても性能が落ちてしまうという問題もあります。そうしたことも相まってこの問題が深刻化しているようです。
AppleのMac製品ではすでにmacOS 10.13.2にて対応済みとのことで、こちらはほぼ性能に影響なく問題に対応することが可能なようです。
上記のデバイスの対応は今のところ未定です。
※追記
この問題は全てのMac、iOS製品に影響することが公式より発表されました。
メルトダウン問題は全てのMac、iOS製品が影響を受けるものの既に対策済みである模様
年明けから問題となっているあらゆるプロセッサが影響を受けるという2つの重大な脆弱性、通称「Meltdown(メルトダウン)」および「Spectre(スペクター)」ですが、Appleはこの問題は全てのMac、iOS製品が影響を受けるとしな...
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